使って楽しむ

荒川尚也さんのグラス

 

陶器の様な手ざわりが感じられる細工が施されていている荒川尚也さんのグラス。

素材がガラスなので制作段階で直接触れて手ざわりを確かめる訳にはいかない。自分が気持ちが良かった形を記憶し、そこからイメージしてグラスを作る。そして、出来たものを触ってみて、違う部分をまた記憶として残し、更にイメージして作る。そうおっしゃっていた荒川さんの作品は同じ形のものでもそれぞれ微妙に感触が違う。そして、同じグラスであっても持つ場所によって感触が違う。

私が購入したグラスは一度通常の形をつくり、その上で再度、ガラスにつけ、周りになめらかな細かいカットを入れたもの。いくつか触らせてもらって自分の手にあうものを選んだ。

よく行くbarでもブランデーグラスにワインを入れてもらっているくらい、ワイングラスの細く長いステムを持って飲むより、口と手が近い方がなんとなく落ち着く。この外側についているガラスの厚みのせいか、グラスを手で持っていても液体の温度が変わりにくい。それ故、自宅では今やワインまでこのグラスで楽しませてもらっている。

 

荒川さんのグラスは「チルチンびと広場」プレゼントページでご紹介させて頂いております。応募の締め切りは7月31日まで。