根津散歩

きのうは根津へ。

たい焼き屋さんや唐揚げやさん、御煎餅やさんにお豆腐屋さん。ちょっと何かつまんでみたくなるようなお店があったり、路地にはいると民家を改装したようなギャラリーや喫茶店などふらふらっと立ち寄ってみたくなるお店がちらほら。

そんな駅近くの「不忍通りふれあい館」のお祭りの一角で、vigoの書道教室の展覧会をやっていたので観に来た。素朴にぺたんと貼ってあるのだけれど、味のある字揃い。この教室はどんな文字をお手本に書いてもいいそうなのだ。良寛あり、呉譲之あり、甲骨文字あり・・・似た人が一人もいない。書を書いているより飲んでいる時間の方が長い、という変わった教室だけあって字の方も自由で、のびのび。楽しんでいるのが伝わってきて、いい。面白かった。

vigoの作品は一番左のと、右下の額装されたもの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近くまできたので「やぶさいそうすけ」さんに寄ってみるとミロコマチコさんの個展をやっていた。ここでも、自由でのびのび。大胆でワイルドで面白くてお洒落で可愛くて!!気持ちを思いっきり遠くに飛ばしてくれる、思わずガオーと吠えて大草原を駆け巡りたくなってくる、スケールのそれはそれは大きい・・・自分の中の野生が呼び起されるような作品だった。

ポートフォリオも見せてもらったけれど、絵の雰囲気とぴったり合った展示がどれもすばらしく。今日出会えてラッキーと思った。運よくご本人もいらして、長い三つ編を垂らした可愛らしい感じの人なのでどこにこの絵を描く体力があるのか不思議だった。傍にはとても熱心なファンらしきおじさまがいて、私たちに「この絵にはゴッホを感じるよね、若冲を感じるよね、ね!!見て!」と、ご自分が描いたのかと思うほどの熱弁(笑)しかしその気持ちもよくわかる。

 

ミロコマチコ展「どこに飛んでったんだろう」は今月27日までギャラリー「やぶさいそうすけ」にて開催されています。