師走の神楽坂

毘沙門天善国寺

 

神楽坂の賑わいは、相当なものだ。前を歩いていた女のひとが「すごいわね。いつてもこんななの?」と、坂道にフーフーいいながらつれのひとに話している。それには、答えずに「お茶とおわんをどこかで、買わなきゃ」と言った。
買物の好きな女に師走来る という星野立子の句を思い出す。
坂の中ほどに、毘沙門天善国寺。あるガイドの文章によると、毘沙門天は、寅の年、寅の月、寅の日に、この世に現れたので、善国寺では、トラの像が安置されている、とある。来年は、寅年。

この「広場」をご贔屓にしてくださる方々の、ご多幸をお祈りした。
どうか、皆さま、よいお年をお迎えください。 2022年も、よろしくお願いいたします。

 

「チルチンびと広場」担当者一同