レバノン料理教室

レバノン料理

 

昼休み。カルロス・ゴーンが、故郷レバノンに消えた話をしていたら、Mさんが、「私、レバノン料理教室に行ったことがある」と言った。ナニナニ  ⁈
「もう何年も前のことで、記憶もうすいんですけど、知り合いの方に誘われて大森の方のビルの一室。先生はレバノン男性でした。まあ、料理をつくるというより、食べて文化を識るというのが、目的のような。出てきたものは、トマトをサイコロ状に切って、ミントかな、パセリかな、それも細かく切って、オリーブオイルとレモン汁をかけて混ぜ合わせる。そう、料理というより、混ぜ合わせ。あとは、ひよこ豆のペースト状のものをパンにつけて食べるんですが、それもオリーブオイルとレモン汁の味付け。基本的には、鮮度の高い野菜とオリーブオイルの組み合せ。デザートに焼き菓子。小ぶりな断面のキレイな、料理の大雑把さとちがい、繊細な。ところがこれが、これでもかというくらい甘い。それを煮詰めたような濃い、甘ったるいコーヒーでいただく。料理全体の印象は、野菜畑、楽天的、カジュアル。飽きる。でも、私は好きですね。ゴーン的風土か?と問われても、ワカリマセーン」。