坪庭の家はいかが ー『チルチンびと』秋109号「特集・この庭が楽しい」の予告篇
「仕事も生活も遊ぶように。二つの露地と坪庭の家」は、いかが。
〈 仕事が忙しく充実する中で、家での時間にも豊かさを求めたBさん夫妻。どこにいても、陽の光や庭の緑を感じる住まいは、二人の暮らしをうるおし、街や客人にも明るい力を与えている。〉
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『チルチンびと』秋 109号「特集・この庭が楽しい」は、9月10日発売です。お楽しみに !
「仕事も生活も遊ぶように。二つの露地と坪庭の家」は、いかが。
〈 仕事が忙しく充実する中で、家での時間にも豊かさを求めたBさん夫妻。どこにいても、陽の光や庭の緑を感じる住まいは、二人の暮らしをうるおし、街や客人にも明るい力を与えている。〉
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『チルチンびと』秋 109号「特集・この庭が楽しい」は、9月10日発売です。お楽しみに !
特集の最初を飾る、庭師・山内朋樹さんの「庭はいつもあなたに問いかけている」に、こう書く。
〈…… 知れば知るほどに、そこに生えている草花には物語がある。その理由の先には草花や虫や鳥の生態が絡みあっている。庭はそんな草花や生きもののドラマに満ちている。ぼくらはとくに美しいわけでも、格好いいわけでもないような「うちの庭」で、何度も間違え、何度も失敗しながら、庭に手を入れていく。庭をつくっていく。……〉
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『チルチンびと』秋109号「特集・この庭が楽しい」は、9月10日発売。お楽しみに !
『チルチンびと』が好きなのは、ベニシアさんの近況を知ることが
今度の号も、「ベニシアと正、明日を見つめて」は、梶山 正さんの、こんな書き出しです。
〈我が家の庭の話をしよう。いまはできなくなったが、目が見えて
そして、話は庭にあふれる草花の話へと移る。
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『チルチンびと』秋 109「特集・この庭が楽しい」は、9月10日発売です。お楽しみに!
近日、チルチンびと別冊63『日本の森林と地球を守る家づくり』が発売されます。
「山と地域工務店が担う、地方創生と脱炭素社会」というテーマで、長野麻子さん(前・林野庁林政部木材利用課長)が、語っているのが、わかりやすく面白い。その中で、これは、埼玉大学の浅田茂裕教授の受け売りですがと前置きして、こんな「木の利いた話」をしている。
…… いままで木材価格が低迷していたので、伐った後に再造林できるだけのお金が山に戻っていませんでした。そうすると、稼げないなら人は山に行かず、「木を失った」都会へ行き、山では「木が遠くなる未来」になってしまいます。それに「木が付かない」人がいて、日本の森のことは忘れられてしまう。そこで日本の木を選んで生活に取り入れる、鉄やコンクリート、プラスチックから木に変える活動を「ウッド・チェンジ」と呼んで進めています。山にも仕事ができ、都会の人たちも森に行って「木を取り戻す」ようになる。……
いかがですか。
このほか、情報、論考が満載です。
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チルチンびと別冊63『日本の森林と地球を守る家づくり』は、風土社刊。定価1,980円。9月2日発売です。おたのしみに。
いやあ。暑いですね。まだ、六月だというのに。 そんなある日、「塗り壁の四季」(チルチンびと108 夏号・小林澄夫)を、読んだ。
〈…… 夏の壁といえば、私は「ひやひやと壁をふまへて昼寝哉」という芭蕉の句のことを思い出すのが常だ。夏の暑い日の昼下がりの昼寝する男の姿が彷彿とする。ひやひやと壁をふまへて ー という言葉に冷たく涼しい土壁のイメージとともに、開け放たれた縁側のある日本の住宅の情景が浮かび上がって来る。そんな芭蕉の俳句に詠まれた土の壁も、夏の壁にふさわしいが、私にとって夏の壁として忘れがたいのは、青色の淡くおだやかな浅葱の大津壁である。……〉
納涼の1ページ。
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『チルチンびと』108 夏号は、風土社刊。好評発売中です。
『チルチンびと』夏108号の特集は「いい家の条件」。たくさんの事例の中から「無垢の木の香りに包まれる健やかな住まい」を、ご紹介します。
家づくりの依頼にあたって希望したのは「庭や外観は和の趣を感じられるように」(ご主人)「スキップフロアの楽しい家」(奥さん)というものだ。
読後感という言葉があるならば、住後感、というのはどうだろう。「家事動線が効率的なので、使いやすいですね」と奥さん。「調理のときにテーブルが広く使えるのが便利です。コロナ禍で夫婦ともに料理をする機会が増えたこともあって、居心地いいキッチンでよかったと実感しています」。
ステイホーム向き。
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『チルチンびと』夏 108号は、6月11日発売です。お楽しみに!
特集「いい家の条件」から「ゆるやかにつながる二世帯住宅」の施主の話をご紹介します。
家を建てるに当たって、地域との融和性を重視していた夫妻は、景観と調和するデザイン、隣接する住宅との距離感、視線が気にならない窓の配置など、プライバシーに配慮しつつ圧迫感を与えない設計を要望。また、二世帯住宅の間取りについては、完全分離型ではなく、共有部分を介してゆるやかなつながりのあるプランを希望した。
「私も妻も両親も植物を育てることが好きなので、里山の風景のような自然な庭を希望しました。また、リビングの中の土間は段差をできるだけ小さくして、庭へとつながるようにしていただきました。家全体に一体感が生まれ、満足しています」と、ご主人。
新潟の風土を読み解いた家、である。
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『チルチンびと」夏108号は、6月11日発売です。お楽しみに !
キセルを片手に煙を吐き出す猫の香炉や、神妙な面持ちでおっかなびっくりお酒を注ぐ猫の徳利。愛らしくユニークな猫の陶人形をつくる芦田康裕さん。 『チルチンびと』108夏号にその制作風景が紹介されています。
千葉県市川市、下町の住宅街の一角。ひっそりと佇む工房「白亞器」。バス通りに面する開口から光が射す。明るく清潔な工房内に一人、ノートPCを横目に作陶する芦田康裕さんの姿があった。…… もとより陶芸やものづくりに興味のあった芦田さんは、高校卒業後、瀬戸窯業高等学校の陶芸専攻科へ進学。修了後は美山陶房の寺田康雄氏に師事し、2008年に独立した。当初は生計を立てるには、ほど遠い売り上げだったと振り返る。
そんな折、たまたま作陶した猫の箸置きに、反響があった。現在では、200人ほどが作品をこころまちにしている。その作品の数々を誌上で、どうぞ。
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『チルチンびと』108夏号〈風土社刊)は、6月11日発売です!お楽しみに。
人気連載「ベニシアと正、明日を見つめて」(梶山正)。今回は、目が悪くなったベニシアさんの部屋を二階から一階に移す、という話題。
そこでは、ベニシアさんのこういう住まい観が、語られている。
〈……「日本では、新しい家ばかりに価値があるのね。イギリスだと、古い家に目を向ける人が多い。よく手入れされた古い家は新しい家よりも値段が高いのよ」と古いもの好きなベニシアは笑った。……〉
そして、家の中をバリアフリーにしてほしいという要求も。ベニシアさんの近況をごらんください。
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『チルチンびと』108号 夏 特集「いい家の条件」は、6月11日発売です !
禁じられている 遠出も、会食もなんのその。チルチンびと別冊62『民家の再生と創造』⓶ さえあれば、自由に旅の空へ。
たとえば、「後醍醐天皇の隠れ里に佇む旬の野菜レストラン ー 農悠舎王隠堂」のページを開いてください。レストランを訪れる人たちにとって、築150年の旧家を改修した空間も大きな魅力だ。立派な門をくぐると美しい前庭が続き、土間玄関に迎えられる。広い敷地内には茶室や蔵もあり、歴史を物語る調度品を見学することもできる。
農悠舎王隠堂がある五條市賀名生は、奈良県の三大梅林の一つとして知られ、かつて後醍醐天皇が京都を脱して吉野へと向かう際に滞在した地でもある。さて、そのレストランで、ある日のランチは、朝掘りの筍、つくし、山菜など旬の野菜を中心に多数の皿がならび、2000円!いかがですか。
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このほか、
京町家の再生 ー もみじの小道
パッサージュとしての「もみじの小道」文・木下龍一
築100年の古民家を住み継ぐ 重要文化財 栗山家住宅
チルチンびと「古民家」の会 会員事例
古建具のいろは
……
など、古民家愛いっぱいの、たまらない内容。
チルチンびと別冊62「民家の再生と創造』⓶は、風土社刊。6月3日発売。お楽しみに。