工房

紅葉狩りにわたらせへ

「今年は紅葉を見にどこまで行こうかぁ。。。」

そんな話を旦那くんとしていたところ

友達から「夫婦2組でどっかドライブしにいかない?」

とのお誘いが!

 

早速、紅葉シーズンの場所を調べ、わたらせ渓谷へ。

前もって予約していたトロッコ列車に乗るために

朝7:00に東京を出たものの、その日東京は雨…

自分の晴れ女を信じ、車に乗ること2時間

信じられないくらい晴れてきました!!

(o^∇^o)ノ

 

今回のブログは日帰り紅葉の旅の模様をお届けします♪

 

 

ちらっと寄ったわらべ工房というところで

木工体験をしましたが

久しぶりのモノづくり!!

久しぶりの釘とトンカチ!

久しぶりの糸鋸!!

夢中になり時間を忘れてしまいました♪

o(・ω・´o)

真ん中のブックスタンド部分が

スライド式になっているのがポイントで

早速、我が家で使ってます♪

 

紅葉の渓谷のきれいな

コントラストに癒され

木工体験の間は、木の香りに癒され

帰りは日帰り温泉に癒され

秋を満喫したamedio家でした♪

(*´ω`*)のぽぽん


相乗効果

 

「枯白のある風景」を観にpoooLさんへ。webからでも伝わる、雰囲気のある作品の様子に惹かれて一度お会いしたかったので、在廊日を狙っていってきました。

お会いしてはじめてお二人で制作されていると知った。二人は沖縄の芸術大学で同級生として知り合い、意気投合して卒業後、故郷に戻って二人でアトリエ兼ギャラリーを開いたそう。もちろん沖縄で出会うまでは、お互い同郷だとは知らず。人生って縁とタイミングですね。

お父様が木工をされていた乾喬彰さんは木、大学で彫刻専攻で様々な金属を扱っていた松岡直実さんは鉄、と元は役割が分かれていたけれど、今ではその境目はないそう。喧嘩になりませんか? と思わずありきたりな質問をしてしまったのだが、制作のことで喧嘩したことはないと。それよりも相手の中の、自分にはない発想に驚いたり刺激を受けたりするらしい。理想的! どちらがどちらを作ったか一見全くわからないくらい統一感があるけれど、紙にイメージを起こすところから始める発想力豊かな乾さん、直感的でいきなり制作を始める松岡さん、それぞれのエネルギーが交わって作品に厚みが増すのだろう。使い手の想像力も試されるような、置いてあるだけで空間にストーリーが生まれてくるような作品を見ていると、つくづくこういうのが似合う家に住みたくなる。

 

 

お隣gallery re:tailさんでは4人展「コランダム」を開催していた。同じ学校の卒業生という点では「枯白」さんと同じだけれど、こちらはそれぞれ全く個性が違う。小さな箱やハットピンなどをジュエリー制作の手法で制作する塚本聖広さん、真鍮に文字や模様を美しく彫り上げていく芳田慎平さん、緑をテーマにグリーンを持ち歩くガラス管のネックレス、カトラリーや多肉職分の入ったガラス鉢に小さなガラスの動物たちで独特の世界をつくっていた有澤 香予さん、テキスタイルのような気持ちいい曲線と色の組み合わせの絵を描く山本梓さん…4人4様だが同じ空間に展示してあっても違和感がない。

和気藹藹として楽しい展示でした。同じアトリエで「cha箱」として制作をしている4人、来年も同じくre:tailさんで展示をされるとのこと、今度はどんなテーマで四つの世界が広がるのだろう。


学びの時間を共有した仲間と、ずっと一緒に何かができて、お互いの刺激になっているって、とても幸せな関係だなと、思いました。

 

 


山形に行ってきました

 

週末、昨年から気になっていた最上伝承野菜農家 森の家さん主宰のイベント「芋祭」の芋煮会に参加しました。開催地は、山形県の中でも秋田寄り、新庄市から送迎バスが迎えに来てくれて真室川というところ。きっと涼しいだろうな~という期待は見事に破れ、まだまだ猛暑真っ最中。汗だくになること間違いナシ!と覚悟していただいてみた。しかし真っ白で柔らかくほっこりとした上品な里芋とネギと大きくて風味豊かなタケを醤油ベースの芋煮は、なんともあっさり、思わずおかわりをしたくなるほど美味しかった。イベント会場は畑の中。芋煮や農家のお母さんたちの野菜たっぷりの美味しい料理や、芋掘りワークショップをしている人たち、地元の農家さんやお店によるマルシェへの人だかりで想像以上に賑わっていた。主催者として忙しそうに飛び回られている森の家20代目の佐藤春樹さんをつかまえてお話をうかがったところ、ご自分の畑でつくられている甚五右エ門芋さわのはな以外にも、周囲の伝承野菜農家さんのことも知ってほしくて、パンフレットを作ったり、今年3回目となるこのようなイベントを開催しているとのこと。先祖代々伝わる野菜を一人でも多くの人に食べてほしい、という熱い想いから生まれていたのですね。今度は車で来て、ぜひ芋掘りをしてみたい。

 

ちなみに、山形に着いてから、出会う人出会う人「芋煮会ね!先週いってきましたよー」「芋煮会!楽しそうですね、うちも明日家族でやりますよ」「この時期になるとスーパーで芋煮のために鍋を貸してくれるんですよ」と口を揃えるほど、この季節山形では芋煮会はポピュラーなお祭り。毎年9月の頭に行われる有名な馬見ケ崎川の芋煮会では、直径6メートルの大鍋で3万食分の芋煮が振る舞われ、使われるサトイモはなんと3トンだそう。今年はさぞかし暑かったでしょうね・・・。

 

山形といえば、鋳物でも有名。前泊した山形市内の長文堂さんで見せていただいた鋳物の姿は、鉄瓶といえば南部鉄器と思い込んでいた私にはとても新鮮だった。山形鋳物の特徴は「薄肉美麗」だそうだが、その言葉通りの繊細な美しさ。蓋のつまみのデザインがひとつひとつ違っていたり、注ぎ口の滑らかさ、色にしてもアンティークのような風合いに柔らかさ、優しさと上品さがある。数えきれないほどの作業工程と長い日数をかけて行う伝統工芸士の技を求めて、海外から直接こちらに買いにくることもあるそうだ。

 

また、市内を歩き回っていると、古い洋館を使用した病院や、蔵をリノベーションしたカフェ、ギャラリーや美容室など、古い建物を活用している様子も多く見られた。その一つ、蔵オビハチさんで出会ったスタッフの方が「芋煮会」のルーツを教えてくれたり店名の由来を説明してくれたり、やけに土地のことに詳しい。この人は一体何者なのか?と思っているとお店に来ていた男性を紹介してくださった。この方は東北芸術工科大学教員の廣瀬氏、風土研究と生態学、近自然工法の応用(土地の植物を計画対象地に移したり、土地の石を積んだり敷いたりすることを基本に、人間の居場所をつくる)というご自分の専門分野を生かし、震災前から早戸温泉遊歩道を手がけられたり、浪江の風景を絵葉書に残されたり、震災後も石巻市雄勝町支援活動や、 エネルギーシフトと三陸の生業復興試案など、さまざまな復旧復興支援活動を行っている方だった。ちょうど本日から今年の早戸温泉遊歩道施工実習を開始されたそうだ。 前出のお店のスタッフさんは廣瀬氏のゼミの1期生、三浦さん。どうりで地域の歴史に詳しいわけだった。

その他にも鹿児島で訪ねたしょうぶ学園さんなどをモデルに活動されている桜舎さんなど、自分たちの足だけではとても見つけられない情報を教えてくださった山形まなび館・穀雨カフェの飯塚さん、その飯塚さんをご紹介くださった東北芸術工科大学研究支援室 山形エコハウスの亀岡さん、森の家さんのHPも手がけられ、地元に関わるさまざまなデザインを手がけられているアカオニデザインさん・・・地域を愛する方々のつながりに支えられて、今回もいい出会いに恵まれました。どうもありがとうございました!

 


大自然に囲まれた場所にて

イチトニブンノイチの櫻岡さんにご紹介頂いたダグラス・ブラックさんを訪ねて栃木県茂木町に。美しい那須川と大自然に囲まれた場所。

あいにく、この間の低気圧の影響で、新幹線に3時間の足どめをくらい予定より大幅に遅れて到着した我々をあたたかく迎えてくれました。もうすぐ完成するギャラリーのこと、セルフビルドの家のこと、作陶のこと、これからのことなどいろいろお話させて頂きました。詳しくは栃木県connectにて(近日公開)。

ダグラスさんの丸が2つ重なりあったマークをみて、栃木県サポーターの金山さんが「あー、これ私持ってる!」。なんと、3年ほど前に益子市でダグラスさんの器を購入していた事が判明。なんだかんだと繋がっているものです。

そして、ダグラスさんの個展が益子町「ギャラリー緑陶里」にて”3人展:それぞれが辿った道”開催中です。お知らせが遅くなってすみませんが、実は本日が最終日です。お近くの方はぜひ足をお運び下さい。

THREE ROADS TO MASHIKO

昨年の東日本大震災により三人の進む方向は少し変わりましたが、陶芸に寄せる熱い思いは、変わらず持ち続けています。あの日のことを胸に、この一年どんな思いで作陶し、乗り越えたのか、この会場で彼らの作品から溢れるPowerを感じて、そして、これからの彼らを見守って欲しいと思います。


飴細工職人

あめ細工 吉原

千代田線千駄木駅1番出口を出て、団子坂を登り切ったあたりにある「あめ細工 吉原」。
飴細工の店舗としては世界唯一とのこと。

見るからに人の良さそうな吉原さんが、飴細工の事をいろいろ教えてくれました。
今までのこと、修業のこと、飴細工の面白さ、作り方など。

飴細工いろいろ
こちらのお店では、メニューの中から好きなものを選ぶと直接目の前で作ってくれます。
うさぎ、犬、キリン、コアラ、カブトムシ、花…いろいろあります。
今回作って頂いたのはつるとさくら。

飴細工 つるを作ってもらいました。

透明の飴を、手でこねて白い色の飴を作っていきます。飴は結構な温度なので、最初のうちはやけどをしたそうです。その白くなった飴を丸めて、棒にさし、器用に鋏を使って仕上げて行きます。最後に色をつけてあっという間に出来上がり。所要時間はかれこれ2分~3分。飴が固まってしまう前に作り上げる、時間勝負の作品。見ている分には簡単に作っているように見えるんですが、多分素人ではこうはいかないでしょう。

飴細工 つるとさくら

飴細工職人詳しく知りたい方は、東京都のコラムにて掲載予定(初夏)です。お楽しみに!


栃木訪問 響屋さんそして麻紙工房

地域主義工務店の会 響屋さんのHPリニューアルを機に栃木へ。

モデルハウス内の水回りの工事が完成していました。ガラスが入った釉薬を使って微妙な模様を作り出しているタイル、ちょっとだけ高さが普通より高いカウンター、持ち運びが自由自在の収納箱、ブラインドインペアガラスなどなど設計者の細やかなセンスが感じられる仕上がり。

うっかり写真を撮り忘れ、お見せできれば良かったのですが…。

 

響屋さんの手掛けた住宅の一部にも用いられている麻紙、栃木県サポーターの金山さんの後輩が制作されていると言う話を聞きさっそく工房を訪ねる。

納屋外観

外壁はねずみ漆喰

納屋カウンター

重い石を2人で積み上げたカウンター

野州麻紙工房の大森さん夫妻、もともと作品を展示するためのギャラリーとして建物を造り始めた様ですが、造り出すうちに思っていたより大きくなっていったため、cafe[納屋]も併設することにしたそう。古材、石、建具を少しずつ集めて、骨組みと瓦以外は、自分達で少しづつ造りあげ4年の年月をかけて仕上がった建物。そこで、麻紙で制作された照明の光も体感できます。

大森さん家族に麻のこと、建物の事いろいろ話をしていただきました。どうもありがとうございました。

野州麻紙工房/cafe ギャラリー 納屋の詳細情報は近日中にチルチンびと広場に掲載予定。

大森さん

加工用に密植して育てた麻と採種用麻

照明

草木染めした麻紙を使用した照明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大森さん「麻紙の制作を始めて、僕なんか10年程度、まだまだひよっこです」
大森さんの奥さん「この人が高いところが苦手なんで、天井の色は私が柱に登って塗ったんです。おてんばだから、全然平気なんだけど。私、何やってるんだろうって一瞬思った」
大森さんのお父さん「そうだなー、今度は季節の良い時にきたら、麻畑を見せてあげられるよ」
大森さんのお母さん「麻って真ん中が空洞になってるでしょう。昔はね、それを切ってストローなんかにしたりしてね。」

 

そんな話を思い返しながら、新幹線でうたたね。
温かくゆったりした幸せがあった。季節の良い時期にまた来よう。