イベント

お待たせ、ビュフェ

ベルナール・ビュフェ回顧展 - 私が生きた時代

ベルナール・ビュフェ回顧展 - 私が生きた時代

 

自粛していたら、どんどん会期ギリギリになってしまった。展覧会に行くのは、不要不急なのか。
『ベルナール・ビュフェ回顧展 - 私が生きた時代』(Bunkamura  ザ・ミュージアム、1月24日まで)に行く。
〈  ビュフェがデビューした時代、人々が心に大きな空洞を抱え未来を探しあぐねていた空気は、今の時代、私たちが感じているものにも通ずるのではないでしょうか。…… 〉と、会場のパンフレットにある。
〈私は大海原を航海する一隻の小舟のようなもの。…… 波にもまれながら進んでいるのです。〉というビュフェの言葉も紹介されている。

 


コロナの現在

『透明な力たち』展

 

『透明な力たち』展(東京都現代美術館、2月14日まで)に行く
入り口付近で待ち構えたように、手の消毒をさせられ、体温を測ります、と言われる。オデコを出すと、そうではなく、手首で体温を測る方式であった。
さて、これは、〈現代の表現の一側面を切り取り、問いかけや議論の始まりを引き出すグループ展…… )  …ということである。

 

 

 


北欧の旅へ行こう

 

街に似合う季節、というものがある、とすれば、吉祥寺のここは ちょうど今、冬だろう。
吉祥寺駅北口、東急百貨店の裏。「北欧通り」といわれるところ。北欧料理レストラン    ALLT  GOTT   をはじめ、雑貨、カフェなど北欧系の店が並ぶ。そのあたりを中心に、「北欧 WALK」のイベントが展開されるなか、コビス吉祥寺A館7階、PENNY  LANE  GALLERYでは、サクラチエ「北欧の旅のつづき」展(12月18日~24日)も、開催。安全で楽しい北欧の旅へ。

 


笹尾光彦さんの個展

笹尾光彦さんの個展

笹尾光彦展「FLOWERS」

 

笹尾光彦さんの個展、ふたつ

『チルチンびと』本誌の好評連載「すごろく気分」は、村松友視さんの文章とそこにそえられる、笹尾光彦さんの絵とのコラボレーションが、なんとも言えない味がある。この二人、高校の同級生ということだが、そういう懐かしさが、にじんでいる。
笹尾さんの個展『SASAO23  花のある風景』が、渋谷Bunkamura  Gallery で開かれる。(11月18日から11月29日)


案内状によると
……笹尾の作品はいつも人々の暮らしとともにあります。ティーカップや、ソファ、画集。これらキャンバスの中に描かれたモチーフは、画家のお気に入りのものたちばかり。お家時間が増えた今だからこそ、心に彩りを添えるとっておきの作品を見つけてみませんか。……  同時期に、渋谷パルコ「ほぼ日曜日」でも、笹尾光彦展が、ひらかれるとのこと。楽しみだ。

 


森山大道写真展

森山大道写真展

森山大道写真展

 

東京都写真美術館へ向かう。『森山大道 Tokyo :on going』(9月22日まで)へ行くのである。入り口で、消毒、検温、無事通過。会場でたくさんの朱いドーナツのような唇が迎えてくれ、体温が上がったかも知れない。


〈…… 本展では、「on going  =進行中、進化し続ける」をテーマに、今なお疾走し続ける森山大道がレンズを通してとらえ続けてきた街・東京を、カラーとモノクロの最近作を中心に展観します。……〉と、パンフレットにある。中も外も熱い、展覧会。

 


真夏の夜の夢

マジック・ランタンとアンティーク市

 


おなじみのギャラリー 「LIBRAIRIE6」へ行く。『マジック・ランタンとアンティーク市』が、いまの催しだ。
店に入ると、おや、ずいぶん賑やかだと思った。中央に、19世紀、イギリスで使われていたというマジック・ランタンが置かれ、壁に、いろいろな像が映しだされている。例えば、月が欠けて、また満ちて行く様子。今回は、光学系のものを多めにしたという。
真夏の夜の夢、という言葉が浮かんだ。

 


神楽坂のギャラリーにて

shop  NRCK  with  friends

飯田橋から神楽坂の坂を上っていくと、意外に人出がある。歩いているのは、学生でもなく、サラリーマンでもなく、ごく庶民。それらの人を迎えいれるように、菓子、せんべい、小さな買い物、食事処なとが軒を連ねる。GO TO ナントカという観光キャンペーンでもなく、自粛もしない、感じのいい賑わいだ。 その坂を登って行って少し右に折れる。
ギャラリー フラスコで開かれている「shop  NRCK  with  friends」(8月10日まで)に向かう。代々木デッサン会の主宰でおなじみの、北村範史さんと3人の友人たち。それぞれの個性を生かしたもの、Tシャツあり、服あり、器あり、バッグあり、スリッパあり……。ここも、感じのいい賑わいである。


予約なしでオーケー

有持有百『立つ人』展

 

予約してきてくれなんて、面倒くさいと言ったら、映画館と同じですよ、と言われてしまった。美術館の入口で検温なんていうのも、なんか嫌だな。ギャラリーなら、気楽に行ける。と思って、恵比寿の  LIBRAIRIE6  へ。いま、「有持有百『立つ人』展」(7月26日まで)。……詩人の言葉を紙の上に描いたとき、「立つ人」が現れる。…… というコピーがついている。この作家、初めての個展であるという
お店のSさんは、元気一杯。クサクサしていても仕方ないから、先日、高尾山に行ってきました。山は、誰もいなかった、と笑っていた。
つぎの催しは『マジック・ランタンとアンティーク』展(8月8日から8月23日まで)。幻燈を使った楽しいものになるという。

 


梅雨の晴れ間の美術展

すむひと  くるひと

 

一カ月ほど前までは、美術館からいただく手紙は、コロナウイルスにより、開催延期という内容のものだった。担当者の気持ちを思うと胸が痛んだ。幸い、ここ何日か、情勢が少し変わって来た。
町田市立国際版画美術館からのこの一通も、そうだ。「新型コロナウィルス感染予防のため、会期が変更になりました。…… 」とあり会期が6時9日から9月13日までになつたと書かれている。
テーマは『すむひと くるひと』、そして、インドネシア出身の作家アガン・ブラボウオの作品。少し梅雨空が明るくなった気がした。
 


ショパン展、開く

『ショパン ー 200年の肖像』展

『ショパン ー 200年の肖像』展

 

『ショパン ー 200年の肖像』展(練馬区立美術館、6月28日まで)に行く。
〈 …… 本展では、ショパンの息吹を感じる自筆譜や手紙、遺品のみならず、彼にまつわる様々な美術作品や資料に基づき、ショパンという芸術家の人間像と音楽創造の背景を見つめ直します。……〉と、パンフレットにある。
 美術展に行くのは、久しぶりのことだ。  会場は、第1楽章「わたしたちのショパン」から始まり、第2楽章「ショパンを育んだ都市ワルシャワ」、第3楽章「華開くパリのショパン」…… へと続いていく。いや、その前に、序章、入口で手の消毒があった