彩工房リニューアル第一弾イベント「秋のお茶会~朗読とバイオリン~」に参加してきました

今夏リニューアルした京都・彩工房の森本さんと再会でき、「これからは住まいを外側から学ぶ見学会やセミナーだけではなく、その中で起こっている“暮らし”にまつわるイベント、参加していただいた方と意見を交わしながら、豊かな暮らし・心地よい家づくりを一緒に考えていけるようなイベントを積極的にしていきたい」という思いをうかがう。 豊かな暮らしとは?? 人それぞれの好みといえばそれまでだし、住む場所や職業や家族構成によっても変化するし、一概にも言えず結論も出ないテーマだけれどなんとなく浮かんでくる「自然回帰」「農業志向」「セルフメイド」「お金で買えないモノや繋がり、時間」・・・というキーワード。そんな暮らしを実践している人々を訪ねて、里山の原風景が残る京北で活動されている、高木剛さんや、山の家具工房さん、天土オルガニカさんに会いに行ったり、京都内のチルチンびと広場に登場していただいているお店にお邪魔したりしてきた。みなさんとお話しているうちに、豊かさとは無理や背伸びをして追い求めるものでなく、自らが心地よくなる環境を家族や地域とともに作り、育てるものになってきているように感じた。

 

イベント当日(11月2日)は快晴! 場所は、同志社大学近くのバザールカフェ。1919年(大正8年)にウィリアム・メレル・ヴォーリズによって設計された、旧B.F.シャイブリー邸を改装した建物で、現在は国籍、年齢、性別を問わない雇用の場として、市民グループやNPOの活動の場として、情報発信の場として、など多目的に活用されている。緑豊かでゆったり、広々とした空間。大通りが近いのに、喧騒とは無縁の静かで落ち着いたカフェです。

 

 

 

 

 

 

室内も暖炉があったりして素敵なのだけれど、この日はとても陽射しが暖かかったので、迷わず屋外での朗読&コンサートとなった。鮎川めぐみさんによる暮らしにまつわるエッセイの朗読と、石川順治さんの幻想的なmidバイオリン。微睡みを誘うような優しい声と音色に、皆さんじっくりと聴き入っていた。

その間、庭の別の場所で準備していた薪や炭で、演奏後にふるまわれた焼き立てのおやつ(焼き芋、焼き栗、焼きりんごの豪華3種類!)は、想像以上の美味しさ。

美味しいモノと火のあるところに人は集まる。本能ですね。 あちこちで「美味しい! 」の歓声が上がり、書く欄がたくさんあったアンケートの回収率も高く、参加者の満足度の高さがうかがえた。 「チルチンびと広場で知って」と名古屋から来てくださった方がいらしたのも嬉しかった。

実りの秋の、贅沢で豊かな時間を味わいました。 参加者のみなさま、彩工房さん、バザールカフェさん、ありがとうございました!