存在としての白 ─ 李禹煥と韓国の作家たち

 

ホンマタカシのニュー・ドキュメンタリーを見に行った。

大きな立体の雑誌にすっぽり入ったような感じ。

これはこれで面白かったのだけど、上の階でやっていた

李禹煥と韓国の作家たちという展示が予想以上によかった。

見ていて気持ちがサァーッとあらわれるような清々しい作品ばかり。

色は白、青、黒、形は線と点、素材感ぐらいのとても数少ない要素で

単純作業の繰り返しの跡みたいな感じで空間が埋めつくされている。

でも決して静かな絵っていうわけではなく、躍動感があって抜けがよくて、

品もあって、すごく自然な絵だった。どの作家のも見ていて気持ちがよかった。

シンプルなのが美しい。