「九州ちくご元気計画 SPECIAL EXHIBITION」

ヤブクグリでお会いした江副直樹さんからお知らせをいただいていたのを思い出し、「九州ちくご元気計画 SPECIAL EXHIBITION」にお邪魔してきました。

ブースには、私とvigoにとってはもうおなじみ、うきは百姓組さんのドライフルーツや夜明茶屋さんのむつごろうラーメン、他にも江戸時代からの製法を守りつくられる内野樟脳さん、元気の出そうな山の神工房さんの黒にんにく醤油漬け、翔工房さんの紡ぎ独楽・・・と、気になるモノがいろいろ並んでいます。

「ちくご元気計画」は厚生労働省の雇用創出プロジェクトだけれど、一般的なワードやエクセルの習得などハード面のサポートと一味違って、こちらは「商品の力だめし講座」「ネットで活用写真講座」「おふくろの味郷土料理研修」「おもしろ海産物開発研修」・・・など具体的で、面白そう。講師陣にはべジキッチンさんもいらっしゃいます。こういう魅力的な商品づくりのプロたちの視点でアドバイスを受け、つくり手たちが自力で創意工夫を重ねて魅力的な商品を育てていくことが、このプロジェクトの目的。プロジェクトが終了しても、ものづくりは終わらないから、講師陣もスタッフもつくり手と一緒にものづくりの現場に密着し、支え、ていねいなコミュニケーションを繰り返しながら自立を促す。それは、伝統を守りつつも大きな改革でもあり障壁の連続だけれど、その苦労を引き受ける人たちが相当数集まって一丸となって、大きな子育てをするように取り組んでいらっしゃる。すごいことです。課題は何年後何十年後のさらに先まで、これをどう持続していくか。例えば「元気計画」出身の「うなぎの寝床」さんたちが選んだのは、そうやって生み出された商品を世に出す空間を、地元につくることでした。また、元気な地元のお母さんのいるところは伝える力がものすごくて半端ないのだそう。女は強いのです。さらに注目すべきは、柔軟で吸収力があってアイデアと行動力いっぱいの3代目。たしかにこの世代、山形の森の家さんや、和歌山の高田耕造商店さんも頑張ってらっしゃいます。

これからも、どんどん魅力的なものが出てくるので、待っていてください。とブースでずっとご案内くださった「ちくご元気計画」主任推進員の加藤晃一さん。興味深いお話しをたくさん、ありがとうございました。今後何が登場するのか、とても楽しみです。

 

こちらのイベントは3月24日(日)で渋谷ヒカリエ8F aiiimaで開催中。期間終了間際ではありますが、明日23日(土)には、地方の現在と未来を掘り下げる『いまローカルを考える』というトークセッション(無料・要事前予約)も行われます。ちくごの元気を感じに、ぜひ、行かれてみてください。