この星に住む
経堂のウレシカさんで開催されている石原多見子さんの陶展。石原さんがいらっしゃると聞き、ちょっとご挨拶に。
まるで化石のようなオブジェたち。こちらの作品は、海を想像して創られたんですか?と聞くと、
-見る人によっては、そう見えるみたいですね。このDMをみて子供に蛍の幼虫の写真?と聞かれて。どうもこの長細いカタチのが蛍の幼虫に見えたらしく、貝なんかを食べるみたいなんですが、その光景にそっくりらしいんです。最初にそういうものを意識しているわけではないのですが、繰り返しという行為を意識して創っていくと、最終的には不思議と自然のものの形になっていくんですよね。そういうのもあって、今回のタイトルを「この星に住む」にしてみました。-
今回はこのシリーズのほかにパステル調の色合いのお皿やオブジェも展示されています。箱の中に葉っぱのようなものが何枚も入っている作品はおとしぶみという葉をくるくる巻く虫からインスピレーションを受けたとか。独特の感性の石原さん。石原さんの創りだす小宇宙に触れて、ふと空を見たくなった。満月に近い月だった。
こちらの展示はウレシカさんで3月11日(月)まで開催しています。