リンゴの木の下で

ウクレレ

 

神保町の三省堂書店で本を買い、帰りがけに出口に近いところで、大きめの箱が積んであるのに気がついた。よく見ると「ウクレレ1本入ってます」という文字が読めた。オトナの工作キットという趣向らしい。

ずいぶん以前に、美容用の顔のローラーが書店で売られたことがあった。こういう種類の商品は、それまで化粧品店などで扱われていた。それが、単行本のような体裁で書店に並べられたことが“ 勝因”で、何万というヒット商品になった。そういう話題のニュースのなかで、制作した出版社の人が、つぎは何を売るか、いろいろと函に入れてみています、と話していたのを思い出した。

そうか。こんどは、ウクレレが入ったんだ。「広場」のスタッフの vigo から、ウクレレを習っていたと聞いたことがある。ギターは、小さい手に余ったので、ウクレレに転向。それで弾く 『リンゴの木の下で』が好きだった、と言った。『in the shade of the old apple tree』という、あの歌だ。だから私は、そのウクレレセットを、年末に進呈した。

今日、どうやらそれが完成したらしく、こんな写真が届いた。どんな音色だったかは、聞くよしもない。