八丈島を食す2

 

昨日、amedioがアップしていたゴーヤチャンプルー。なんとも美味しそうでしたね。みずみずしくて爽やかな緑色。しかしいつも我々が食しているこれは、未熟果という、まだ青い青い若造なんだそうで。ではこのヒト、成熟してくるとどうなるか・・・

 

 

ギャーッ!ニガウリから血が出た!?・・・ふわっふわの綿みたいなのにつつまれた薄黄色の種しか見たことがなかったので、ぎょっとしましたよ。なぜにこんなに緑色の中にこんな強烈な反対色が入っているか?なんかちょっとぬるぬるっとしたものが周りにくっついていて、見た目結構迫力があります。勇気を出して、食べてみました。

 

ん?あまい?苦い?うっすら甘くて、うっすら苦い。不思議な味。八丈島ではかつてこれをおやつにしていたそうです。この種を包むゼリー状のものは、蜜柑ぐらいの糖度があるそうで、冷やしてデザートとしていただくのもいいみたいです。なぜこんなに緑色の中からこんな赤い物がでてくるかというと成長に従って葉緑素がなくなるのと、熟すと勝手に割れて種が地面に落ちる、そのとき鳥が見つけやすいように。その後は糞で種がばらまかれるという生態系の素晴らしさ。この毒々しい赤色は、ニガウリの生きる術なんですね~

 

いつも食べてる野菜だと思うとかなり不思議だけれども、南国系の果物なんだよって言われたら、そうかーって思えそうな形状。やっぱり熱い国の食べ物なんだな、と納得するお土産でした。山下編集長、ごちそうさまでした!