続・サヨナラ ぬりえ美術館
ぬりえ作家・蔦谷きいちさんの話、つづきます。
〈…… 私、自信があったのは、顔だけど、だれがみても、
振り返ってみるとね、あー、自分のやってきたことが、 それほど価値のないことじゃなかった、よかったんだなあと、 いま思うんですね。もっといい絵描きになりたかったし。 たしかにねえ、自分自身、卑下したこともありましたけれど。 周囲の人たちだって、絵描きらしい絵描きじゃないという、 目だったようで……でも、ひとの気持ちの中に、 少しでも残っていてくれれば……なにか、救われますねえ。〉
2022/10/19 未分類
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