草木染め
引き染めの体験をした。
体験させていただいた先生は、
従来の草木染めとは全く異なる製法を考案した人である。
沸騰せず、化学染料を一切使わず、アルコール漬けにして染液を抽出する「薬草染め」。
耐光(日光)・摩擦・水の3堅牢度検査をパスしているのは無論、
アルコールは蒸発性が高いため、引き染めしても自然の色合いを布に表現でき、
退色変化が少なく、少量の染液で仕上げる事ができる。
仕事に精通していくうち、
「草木染めには天然100%ものがないのか?」
という疑問にぶつかり、独自の研究がはじまったそうだ。
これまでに研究・実験用に採取した植物は1000種近くになる。
今回使用したものは、ぶな(白)、すおう(赤/オレンジ)、ハグマノキ(黄色)
最近は、沖縄県の県花。琉球松、デイゴの研究に没頭しているそうだ。
琉球漆器の材料にもなるそうだ。
a-van