絵本作家の加古里子さんが亡くなったのは、今年の5月だった。95歳ということで、『だるまちゃん』シリーズなど、たくさんの本を遺したから、新聞でも、その訃報は目立った。先日、最後の作品『みずとはなんじゃ?』(小峰書店刊)が発売された。その本に『みずとはなんじゃ』ができるまで』という別冊がついている。そこには、本のタイトル案のうつりかわりも、見てとれる。最初の打ち合せでは「みずはふしぎな忍者」。それが2か月後には「みずはにんじゃかいったいなんじゃ」。それから、約1年後には「みずとはなんじゃなにものなんじゃ」へ。そして、翌年に、「みずとはなんじゃ?」へ。60年間にわたる、絵本作家生活だった。
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