にいがた「銀花」で、ちくちく

にいがた「銀花」

この “ 広場 ” に、よく遊びにいらっしゃる方なら、「にいがた『銀花 』」というギャラリーは、おなじみだろう。そこで開かれる「針仕事好きが集まる「ちくちくチク手仕事の会」が、『チルチンびと新潟』で、ルポされている。

……… にいがた「銀花」「ルールなんてないのよ。あるものを刺すだけ」とオーナーの池晶子さん。ちくちくとは、池さんが名づけた。古布や端切れを太めの針とカラフルな木綿糸で縫っていく。「何かに使おうと縫っているわけじゃないの。昔から『アズキ3粒包める布なら捨ててはいけない』っていうじゃない」と池さん。 不定期ながら、月一度ほど行われるこの会には、年齢も職業もさまざまな女性たちが、“ ちくちく ”する時間を求めて集まる。「好き勝手にやってきただけなのよ。膝の上の布をどうして生かそうかと考えるだけだった。人生も同じね。目の前のことを一生懸命やれば、岐路に立った時に正しい選択ができるようになる。どの布をつなぎ合わせるか決めるようにね」ー 池さんは、こう、しめくくっている。 ………

『チルチンびと新潟』は、8月6日発売です。