4月23日。晴れ。この日、セツ・モードセミナーの卒業式。そして、学校が終わりを告げる日。朝刊に、「セツ・モード閉校 創設者 故 長沢節さん生誕100年に合わせ」の見出し。私が君たちに願うことは唯一つ。美しいものが本当に分かる人間になって欲しいということです。人生において美しいものは必ずしも絵だけではありませんが、絵を描くという実践の中では、少なくとも君たちは美と醜についてのキビしさの中に立たされます。と、入学案内に、長沢節さんは、書いたという。みんな、世の中の美と醜を見分けることのできる人間になって欲しい、ということだろうか。生徒たちが、階段を上がって教室に入っていく。その姿に、いろいろな人がダブって、消える。貧しくて交通費もままならなかったけれど、ここに通う日は、わくわくしたという人の話も思い出した。胸が詰まる思いがした。………この “ 広場 ” では「私のセツ物語」と題して、卒業生の方々が、セツの記憶をつづっています。ぜひコチラからごらんください。
チルチンびと広場をつくっているメンバーがかわりばんこにお届けします。
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