『生誕120年 東郷青児』展(損保ジャパン日本興亜美術館。11月12日まで)へ行く。生誕120年ということは、1897年の生まれ。その年に、尾崎紅葉が『金色夜叉』を書き、ブラウン管が発明されている。作品を見ながら、浮かんでくることは…… 宇野千代『色ざんげ』。昭和30年代はじめの『婦人公論』の表紙絵。たしか、お宅は久我山だった。垣根越しに大きな飼い犬が見えた。二科展のオープンのド派手な前夜祭。娘の東郷たまみさんは、歌手で、朝丘雪路さんたちと歌っていた…… など、そんなあれこれである。みんな、戦後のよき時代のことだったな、と思う。
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