うり、きゅうり、大根の粕漬

粕漬


浅漬けは作っても、粕漬までは作ったことが無い、という人は多いですね。
今回はマスダさんのレシピによる粕漬をご紹介します。
一年という長い年月をかけてお世話をし、やっと私達の口にはいる粕漬。我が家で作るのは大変ですが、うまく漬かったものは宝石のように輝き、貴重な恵みに、謙虚な気持ちになります。野菜の全体量に応じて塩の加減は変えてくださいね。

うり、きゅうり、大根の粕漬

[材料]

うり 中くらいのもの1本
きゅうり 5本~7本
大根 1本
塩 適宜
ザラメ砂糖 適宜
酒粕 全体が漬かるくらいの量

[作り方]

  1. うりは半分にして種部分をスプーンなどでこそげとる。
  2. 大根は横に半分縦4分の1に切る。
  3. うりときゅうりを浅漬けよりずっときつめ(塩辛いくらい)の塩漬けにして重しをする。(3週間~1ヵ月ほど置く)
  4. 酒粕の中にザラメ砂糖を適宜いれてかき混ぜる。
  5. 漬け終わったうりときゅうりをさっと洗って、4の中に漬け重しをする。
  6. 途中水が上がってくるので、水を捨てながら、3ヵ月ほど漬ける。
  7. 3ヵ月目に酒粕とザラメを新しいものに変え、かき混ぜまた漬ける。
  8. 7をあと2回くり返す。
  9. 1年程経ってよく漬かったら粕から出して洗い、適当な大きさに切って、大根の甘酢漬けにゆずを添えて、一緒に盛り付ける。

 

マスダさんの金沢ことば
粕漬っちゅうもんは時間がかかるがや。1年ほどかけてじっくーっと旨味がついてくるもんやし、根気がいるわいね。最初の塩漬けをきついがにせんといかんね。そして野菜に浸みこんだ塩が、酒粕の方にゆっくり移っていって、ちょうど漬かる、ということになるんや。ただ上手く漬かると滋味があって美味しいし、自信つくさけまたがんばろう、と思えるんやね。漬物もなんでも、人の手がかかればかかるほど答えてくれるもんやわいね。(漬物というものは時間がかかります。一年ほどかけて、じんわりと旨味がついてくるものだし、根気がいりますね。最初の塩漬けはきつくしなければいけません。そして野菜に浸みこんだ塩が酒粕の方にゆっくり移っていって、ちょうど漬かる、ということになるのですね。ただ上手く漬かると滋味があって美味しいし、自信がつくからまた頑張ろうと思えるのです。漬物でもなんでも、人の手がかかればかかるほど答えてくれるものですね。)