省エネ・創エネを実現。天然乾燥の 地域材でつくるLCCM住宅
省エネ・創エネを実現。
天然乾燥の地域材でつくるLCCM住宅
青空を背景に、落ち着いた佇まいを見せるY邸。
Y邸は、地球温暖化防止に寄与する
「LCCM住宅(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅)」の
認定を受けた、いわば未来基準の住宅だ。
福岡県 エコワークス Y邸
設計・施工=エコワークス㈱ 写真=西川公朗 文=上野裕子
玄関を入ると、ふわっと木の香りに包まれた。「いい香りですね」と言うと、出迎えてくれたご主人は「私たち夫婦も、エコワークスさんのモデルハウスに入った瞬間、空気感のよさや木の香りに驚きました」と笑顔で話す。
Yさん夫妻とエコワークスとの出会いは、家づくりのために訪れた住宅展示場でのこと。「他メーカーで話を進めていて、休憩時間にふらりと立ち寄ったのがエコワークスさんのモデルハウスでした。10分ほどしか滞在しなかったのですが、とても居心地がよく、すぐにほかの展示場も訪ねてみました」(ご主人)。
好印象がさらに深まったのが、宿泊体験だったという。「1月の寒い時期でしたが、泊まってみたらとても暖かったんです。実は3社の宿泊体験をしたのですが、エコワークスさんの家がいちばん暖かかった」(奥さん)。さらにエコワークスでは熊本県南部の山からSGEC森林認証材を直接買い付け、天然乾燥した木材を使っていることを知り、よい香りに納得したという。「モデルハウスで感じた木の香りと心地よさに加え、宿泊体験での快適さが決め手となって、エコワークスさんとの家づくりを決意しました」(ご主人)。
こうして完成したY邸は、断熱気密性能の高い躯体に8.75キロワットの大容量太陽光発電を搭載することで、LCCM判定マイナス10%を達成した。Y邸の電気料金の明細を見せてもらうと、1カ月分の売電が1万7500円、買電が4673円。小山社長は「売電分とおよそ6000円相当の自家消費分を足した約2万3500円が経済メリットです」と説明する。
Yさん夫妻は「住み始めたばかりですが、帰宅したときの木の香りと快適な室温に癒されています」と話す。「家がどんなふうに味わいを深めていくのか、また太陽光発電の恩恵をどれだけ受けられるのか、すべてが楽しみです」と話す夫妻の笑顔が、LCCM住宅への満足感と期待を物語っていた。
イラスト=本橋靖昭
所在地 | 福岡県 |
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家族構成 | 夫婦 |
面積 | 敷地 466.49㎡ 延床 120.48㎡ |
竣工 | 2021年6月(工期2021年2月~6月) |
設計・施工 | エコワークス㈱ |
構造形式 | 木造在来工法 |
主な外部仕上げ | 外壁=ソフトリシン吹き付け 屋根=ガルバリウム鋼板 軒天井=石膏スラグ板6mm |
主な内部仕上げ | 天井=スギ、和紙、クロス 壁=スギ、珪藻土、クロス、タイル 床=スギ浮造り |
エコワークス株式会社
〒812-0878 福岡県福岡市博多区竹丘町1-5-38
永く暮らす「住まい」のつくり手として、「未来基準」で建てることが大切だと考えています。
暮らした後も、ずっと人にも地球にもやさしい住まい。
地震に強く、安心・安全、そして省エネであること。
私たちは、住まいの基準性能を当たり前に考えることを大切にしています。
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