エアパスと無垢材でつくる たくさん呼吸したくなる住まい
エアパスと無垢材でつくる
たくさん呼吸したくなる住まい
家族がのびのびと暮らせる木の家を求めたKさん一家。
丸和建設のモデルハウスとして建てられたこの家に出会い、
自然素材の心地よさと爽やかな空気を肌で感じる日々を送っている。
茨城県つくば市 注文住宅 丸和建設 K邸
設計・施工=丸和建設 ㈱ 文=内田珠己
社宅暮らしが手狭になってきたころ、仕事柄転勤も多いため通勤に便利な場所で、と家を探し始めたKさん夫妻。アレルギー体質もあり木の家を望んでいたところ、偶然めぐりあったのが丸和建設のモデルハウスだった。
オープンして1年半ほどが経っていたが、実際に訪れてみてすぐに、空気感がぜんぜん違うと感じたという。「ここの空気をもっと吸いたい!と思ったんです」(奥さん)。ご主人も「細かいところまでていねいに仕上げてあるのがわかりました」と語る。
自然素材×エアパス工法=爽やか空気
K邸は杉や檜といった地域材を中心に、100%国産材で建てられている。それに加え、壁や床下などに空気の通り道をつくって循環させるエアパス工法を採用している。
「本社の展示場もエアパス採用で20年ほど経ちます。製材所の社長や私の自宅も同じで、お客さまにお越しいただくこともあります」と話す、常務取締役の川那子英久さん。自然エネルギーを使用した気持ちのよい室内空気を直に体感するからか、同社では客の約半数がエアパス工法を選ぶのだとか。
丸和建設は製材所の建設部から独立して発足したということもあり、木材の品質や仕上げにも妥協がない。同社の住宅で使う木材の8割を占める檜を自社工場で製材し、熟練の職人がしっかりと組み上げる。K邸ももれなくだが、エアパス工法の場合は構造材まですべてを無垢材としているとのことで、安心なことこの上ない。
さらに、壁は漆喰塗りを標準仕様としており、エアパスによる空気循環と相まって爽やかな空気感をつくる相乗効果に。そこに木の香りが加われば、心地よさもぐんと増すこと請け合いだ。
家族が安心してくつろげ、
楽しみが尽きない家
「家族4人でのびのびと暮らせる」ことをコンセプトに設計されたK邸は、1階にLDKや使い勝手のよい畳スペースなどのパブリックな空間を配し、主寝室や子ども室といったプライベートな空間を2階に。リビングを思い切って大きな吹き抜けとしたことで、それぞれに居場所がありつつどこにいても家族の気配を感じられるような間取りとなっている。
Kさん一家がこの家に暮らし始めて3年ほどが経つ。「アレルギー体質も改善されているのが体感でわかります」と、ご主人。奥さんも「子どもたちもとっても気に入っていて、コロナ禍で外出できないときも家のなかで楽しめていたと思います」とつづける。
どこか漠然と「木の家を」と望んでいた夫妻も、無垢材や漆喰といった本物の自然素材だけを使った空間や快適な住み心地に大満足のよう。
檜や松、ヤマザクラなど部屋ごとに異なる床材の足ざわりの違い、庭に育つ木々や花々の季節ごとの移り変わりなど、家族4人、日々楽しみながら暮らしているという。その楽しみは、味わいを増す住まいとともにますます広がっていくことだろう。
所在地 | 茨城県つくば市 |
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家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
面積 | 敷地 220㎡ 延床 117.58㎡(1階 62.1㎡ 2階 55.48㎡) |
竣工 | 2018年3月(工期 2017年11月〜2018年3月) |
設計・施工 | 丸和建設 ㈱ |
構造形式 | 木造軸組工法 |
主な外部仕上げ | 屋根=ガルバリウム鋼板(縦葺き、横葺き) 外壁=無塗装サイディング厚14㎜下地ベルアート吹き付けトラバーチン仕上げ 軒天井=珪酸カルシウム板AEP塗装、杉板張り超撥水塗装 |
主な内部仕上げ | 天井=プラスターボード厚9.5㎜ 下地杉板張り・珪藻土クロス貼り・漆喰塗り 壁=プラスターボード厚12.5㎜ 下地漆喰塗り 床=杉無垢板厚24㎜ 下地檜板厚30㎜仕上げ、杉無垢板厚24㎜ 下地ヤマザクラ・ナラ・松板厚15㎜仕上げ |
丸和建設株式会社
〒309-1215 茨城県桜川市御領1-34
地元材を中⼼とした良質な⽊材や⾃然素材のみを使⽤し、
伝統を受け継いだ職⼈の⼿によって安⼼できる住まいを提供しています。
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