花のパーゴラと緑のフェンスで庭を美しく演出しよう!

花のパーゴラと緑のフェンスで
庭を美しく演出しよう!
パーゴラやフェンスを花で飾って、
ウッドデッキや庭をもっと楽しみたい。
それぞれの場所に適したつる性の植物をご紹介します。
協力=㈱木村植物園 イラスト=中村みつを


パーゴラを飾るのに最適なのは、落葉性の植物です。暑い時期にはこんもりと広がった葉が強い日差しを遮り、冬には落葉するため、太陽の光を通します。


春先から晩秋までと花期が長く、ジャスミンのよい香りが1日中漂う。つるを誘引しやすいため、思 い通りのデザインに仕上がるのもうれしい。(写真=木村植物園)

陽が当たったときにきれいに光が透ける。夏のグリーンカーテンにぴったり。(写真=梶山 正)

別名スイカズラ。春から葉が出て、春と秋にオレンジ色の花が咲く。甘い香りが人気。(写真=木村植物園)

本州のものよりも生命力が強く葉の広がりが旺盛。グリーンカーテンにも適している。

パーゴラの語源はイタリア語の「ブドウ棚」。大きな葉は日差しをよく遮ってくれる。(写真=五十嵐秀幸)

バラ科の多年草。秋にはローズヒップの実をつける。ジャムやハーブティの楽しみも。(写真=木村植物園)


お隣との境界に塀を立ててしまうより、緑の壁をつくれば、自然の目隠しに。おすすめなのは常緑性の植物。隣の敷地に葉や花が散ったり、つるが伸びていったりしないよう配慮しましょう。

5月から10月頃にきれいなブルーの花を咲かる。葉つきがよいので、目隠しとして、とても人気がある。(写真=五十嵐秀幸)
.jpg)
緑と黄色の葉を1年中楽しめる。生育がたいへん旺盛なため、早く埋め尽くしたい場所にうってつけ。(写真=木村植物園)

明るいライムグリーンの葉が1年中楽しめる。ジャスミン特有の香り。

トゲのないつる性のバラ。花も葉もたくさんつき、病気の心配も少ないため育てやすい。(写真=五十嵐秀幸)

半日陰でも元気に育ち、つるもよくからむのでフェンスや柵に最適。寒さには弱い。(写真=西川公朗)

つる性ではないがこんもりとした葉は目隠しに向いている。(写真=五十嵐秀幸)


壁面には華やかな植物で彩りを。四季咲きの花と一季咲きの花をうまく組み合わせれば、1年中花を愛でることができます。


もともと中国から薬草として日本に伝わった。栄養価の高い健康野菜としても人気。(写真=五十嵐秀幸)

ベル咲きが特徴の品のよい花。夏の間は葉を落とすので、夏咲きの花などと組み合わせるといい。別名ジングルベル。(写真=木村植物園)

四季咲きのものと一季咲きのものがある。大きな花で庭がぱっと華やに。バラとのコンビネーションがおすすめ。(写真=梶山 正)

四季咲きのバラ。暑さ寒さに強く、1年中楽しめる。花付きがよく育てやすい人気の品種。(写真=輿水 進)

つるにトゲがあるため、フェンスなどにひっかかり、よく伸びる。実がなる楽しみも。(写真=輿水 進)

別名パッションフルーツ。寒さには弱いが、育てやすいめ、近年人気が上昇している。
・付着根のおはなし・ 木村植物園 プランナー・鈴木将司さん、竹内友佳さん
つる性植物の中には、茎から出る気根を壁に付着させながら壁をよじ登っていくものがあります。ツタやテイカカズラなどもその仲間。この気根の跡は、一度つくと簡単には落ちません。バーナーで焼いたり、壁を塗り直したりといった手間がかかる場合もあります。壁を汚したくない場合は、フェンスやトレリスなどを活用して直接壁に這わせないようにすることをおすすめします。
㈱木村植物園
神奈川県平塚市土屋241 フリーダイヤル:0120-152887
木村植物園では庭・外構の設計や庭づくりのアイデアの提案を行っています。
四季の植物に囲まれた園内の「ガーデン倶楽部」には、カフェやドッグランも併設しています。
この記事へのコメントはありません。