２０２２年、今年の夏の暑さ、猛暑は発表されている気温以上に体感では暑く、肌が焼け付くようなピリピリとした痛みを感じさせる日差しの強さと、息苦しい蒸し暑さを感じます。猛暑とは、気温３５度以上の場合をいいますが、今年の夏は、昨年の猛暑記録を更新、さらに平年の３倍以上という記録的な猛暑に見舞われています。そんな暑さ、酷暑のなかで心配なのは、熱中症。今年の熱中症の救急搬送も多く、場合によっては、自宅ですでに熱中症によって死亡しているケースもあります。外ではもちろんのこと、屋内、室内で熱中症を発症するケースが多いといえます。屋内だからといって、決して安全であると、過信してはいけないことです。

熱中症の症状は、主に皮膚が赤く火照っている、脱水症状、意識が朦朧としている、たちくらみ、めまい、吐き気、嘔吐、ふらつき、意識障害などが主だった症状になります。
私は、昨夏、地元のカフェの入り口付近に座り、ドリンクを飲みながら休憩していました。すると、店内に女子高生２人とビジネスマンに支えられた中高年の女性がよろよろと入店してくるのを見ました。どうしたのかな？と様子を見守りました。
彼らがスタッフさんに話したのは、どうやら、猛暑のなか路上に倒れていたのを見つけた彼らが協力して近くの同カフェに連れてきたという会話。女性は、顔色が赤く火照っていて、ぐったりしている様子でした。目がうつろであり、よろけてだるそうでした。
すぐさま、私は席を譲りました。スタッフさんは、水を紙コップにいれて、女性の前に差し出しました。とりあえず、女性が水を飲む様子を私は、観察していました。
「救急車を呼んだ方がよくないですか？」とスタッフさんに話すと、どうやら娘さんが同行していたらしく、しばらく様子を見るということに。

熱中症は、屋外でも室内でも起こりうることです。室内では、クーラーをつけずに、蒸し暑いままだと室内気温が上昇してサウナ状態になり危険がともないます。熱中症になったとき、また意識がないときは、すぐに救急車を要請する対応が求められます。命にかかわることになります。熱中症になる前に未然に防ぐためには、十分に水分補給をする、息苦しくないと感じる温度に室内を整える、外では日傘やウォーターボトルで水分をこまめにチャージして体内から水分が蒸発するのを防ぐ、なるべく日陰を見つけながら、歩く。気分が悪くなったら無理せず、なるべく直射日光をさけたところで休憩する、といった対応が必要です。首元、脇の下、股関節などリンパの要所をなるところを濡れタオルなどで冷やすのも効果的です。さらに、とっておきの策は、「手を水で冷やす」こと。手は見えない経穴、経路で臓器ともつながり、また手を水につけて冷やすことで、熱がこもった体の温度を徐々に冷やしていきます。やがては全身をクールダウンさせていきます。
まだ、夏真っ盛り。盛夏が過ぎて９月に入っても例年残暑は厳しく続きます。熱中所を予防しながら、みなさまが健康に秋を迎えられますように。

今回は、体を無理なくクールダウンしてくれる、飲む点滴と呼ばれる甘酒を使った、トロピカルスムージーをご紹介します。