今年の梅雨は、予想外に関東では６月下旬に梅雨明け宣言という異例な年となりました。梅雨入りしてからわずか２１日で梅雨が明けてしまった事態。梅雨明けからは、猛暑が連日続き、場所によっては熊谷など気温が４０度を超えるところも。早い夏の到来とともに、海開きが各地で行われ、今年は昨年よりも増して海でのシュノーケリングの事故なども起きています。

私は今年、シュノーケリングのライセンスとスキューバダイビングのライセンスを取得しました。シュノーケリングのライセンスは１日３時間の海洋実習と座学でテストに合格すれば取得できます。比較的簡単にとれるライセンスといえます。座学ではシュノーケルの機材の役割や名称を学び、呼吸の仕方、海水が入ってきたときの吐き出し方などを学びます。海洋実習では横泳ぎ、水平での泳ぎ方、フィンのキックの仕方、マスクゴーグルのクリアのやり方、海水が口に入ったときの吐き出し方を海で実践して体得します。また、疲れたときやトラブルがあったときは、ラッコのポーズをとる重要性も教わります。一方、スキューバダイビングのライセンスは、短期型なら２日間の海洋実習、事前にテキストを自宅学習して、テストに合格していることが参加条件になります。ライセンスについては、ダイビングショップの加盟協会団体によって異なります。海洋実習ではマスクゴーグルのクリアリングのやり方、耳抜きのやり方、中性浮力、ホバリング、水中での機材の脱着、酸素がなくなったときのペアでのオクトパスを使った呼吸のやり方など、初級のOW（オープンウォーターライセンス、１８メートルまでダイビング可能）に必要なスキルを一通り学び、合格しなければなりません。しかし、OWに合格すれば、世界中のどの海でもライセンスを持っていれば、ダイビングを楽しむことができます。シュノーケリングもダイビングも、海のなかで生息する海洋生物を間近で観察することができます。ときには、アオウミガメやマンタ、マンボウ、イルカ、ザトウクジラ、ハンマーシャーク、カクレクマノミ、カサゴやナマコなどを見ることも可能です、さらには、ウミヘビやサメ、カサゴ、タコ、など危険生物と遭遇することもあると思います。ですが、全身を使って、海のなかで泳ぐことは何よりも気持ちよく、楽しいものです。もちろん、入水するときは緊張や恐怖感は伴います。一度入水すると次第に楽しさが増してきます。海遊びは、まず呼吸法やフィンのキック、トラブルの回避の対策など、基本の知識を身につけ、できるだけインストラクターなどをつけて、バディを組み、一人でいることを避けることが懸命です。

安全を確保しながら楽しむ、また、体調が悪いときは、潔く計画を中止する決断も必要です。海は危険が伴います、それは自然は耐えす危険と背中合わせであり、そのために何が求められるか。海水浴でもできれば、ライフジャケットを着用するなど、備えは必要だと思います。できるだけ安全な方法、海の情報を収集しながら、夏真っ盛りのいま、夏の海遊びを安全に、全身を使って楽しんでみてください。シュノーケリングでは、近くにフロート（浮き輪）を準備して泳ぐなど対策もあります。

今回は、手軽に栄養をチャージできるトレイルバーのレシピをご紹介いたします。