ハーブとスパイスのある暮らし。

日々の生活のなかで、ハーブやスパイスを取り入れた暮らしは今や、人々にとっては身近なものとなりました。スーパーやデパート、インターネットで気軽に手に入ります。

ハーブやスパイスの歴史を紐解くと、歴史は古く、古代文明が栄えた時代へと遡ります。古代エジプトではミイラにシナモンやクローブを使用していたり、建築にも使用されていました。ハーブやスパイスは、食物の保存や防腐剤としての役目や、染料として、さらにハーブは薬草として医療品の役目としても使われたり、祈りの儀式でも使われていました。代表的な治療法ではアーユルヴェーダや、チベット医学、中国伝統医学などがあり、さらに１８００年代ドイツの修道院で修道士だったヒルデガルトもハーブ療法を取り入れていました。現代においてもハーブやスパイスは、生活のなかで料理やお菓子、パンなどに、また、ハーブはアロマテラピーや入浴剤、サシェ、染料、ドライフラワー、リース、ハーブティ、虫除けなど幅広い用途で利用されています。

カルダモン：精神安定、整腸作用、疲労回復
シナモン：殺菌効果、体を温める
クローブ：利尿作用、胃腸の働きの向上
コリアンダー：消化促進、食欲増進、偏頭痛
クミン：抗がん作用、食欲増進、生理不順改善、胃痛緩和、消化促進
ブラックペッパー：抗菌、防腐、防虫、便秘改善
フェンネル：消化促進、女性ホルモン活性化、解毒
フェヌグリーク：滋養強壮
ターメリック：殺菌、鎮痛、肝機能を高める、抗酸化作用
マスタードシード：抗がん作用、腸内ガス排出
チリパウダー：代謝を上げる、脂肪分解

今回は、スパイスを使ったレシピをご紹介します。