心臓をいたわること。

日本人の死亡原因の上位５つは、１位に悪性新生物（ガン）、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎の順となっています（２０１９、人口統計資料より）。死因２位の心臓疾患は、心筋梗塞、右心不全、など心不全となります。そもそも、心臓の役目は1日約１０万回血液を体内で循環させて酸素と栄養を巡らせています。心臓病は男女によって発症率が異なります。男性は５０代の発症が多く、女性は、閉経後の６０代になってからリスクが高まります。女性の場合は、女性ホルモンによって、動脈硬化が起きにくく、体が守られてきましたが、閉経後にリスクが増えていきます。心臓は、とてもデリケートな臓器です。ストレスがかかるたびに、影響を受けて心拍が不規則になる不整脈がおきたり、急激な温度変化によって血圧が上下して、心不全や心臓発作などが起こります。さらに、心臓は、自律神経とも密接に関わりを持ちます。自立神経はストレス状態になると、交感神経が優位になり、リラックス状態だと、副交感神経が優位になります。そのスイッチが交感神経に入りっぱなしや、せわしなく、交感神経と副交感神経がスイッチ切り替えをしていると、心臓にも負担がかかります。

心臓をストレスフリーに保つには、日々、穏やかな感情で生活をすることが理想です。しかし、ストレス社会の現代において、ストレスをためない生活とは、なかなか難しいことであります。少しでも、ストレスをためないために、体に負担のない食事や、運動、睡眠、マインドフルネスに呼吸を整え、リラックスをすることを心がけていくことが大切です。食事は、塩分や油脂分を控えめに、ゆっくりと一口３０回以上咀嚼することを心がけてたべると、気持ちも穏やかになります。

今回は、もち米入り玉ねぎの葛煮込みをご紹介します。