ピラティスで体幹と呼吸を整え、不調知らずのしなやかボディを手に入れる♫

最近、筆者が始めたピラティス。長年親しまれているヨガと比較したら、馴染みのない方が多いかもしれませんが、近年はマットピラティス、マシンピラティスと区分され、専門の店舗が増加傾向にあります。ピラティスは、ストレスや腰痛、肩こり、姿勢改善、ダイエットなどに有効なエクササイズです。現代社会において、長時間のスマホ利用や、リモートワークでの長時間座った姿勢、運動不足などが原因で姿勢が悪くなったり、足腰に不調が現れたり、カラダのどこかに不具合が生じたりします。

ピラティスのポイントは大別すると２つのポイントがあります。ひとつは、胸式呼吸を取り入れていること、もうひとつは、体幹であるコアを鍛えること。筋力が高まることにより、基礎代謝も高まり、太りにくい体質へと変わっていき、さらにカラダがしなやかになり、不具合がおきづらくなっていきます。カラダのゆがみも矯正されれば、姿勢もよくなります。そもそもピラティスの起源はドイツ人のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスによって体系化されました。第一次世界大戦中、病院で働くピラティスは負傷兵の怪我の回復のためにエクササイズを考案。現代に受け継がれてきています。読者のなかにはピラティスとヨガは同じようなもの、と考える方がいるかもしれません。しかし、双者は似て非なるもの。ヨガはもともとインドでヒンドウ教や仏教の修行として瞑想を深めるため、精神力を養うため、ヨガのポーズが取り入れられました。ヨガは、ポーズ、呼吸法、瞑想で心とカラダを整えます。ヨガはいわゆる精神面に重点をおくもの、それに対しピラティスは、リハビリ目的のエクササイズでありカラダの筋肉を重視したエクササイズ。また、ヨガはプラーナヤマと呼ばれる呼吸法の腹式呼吸であるのに対し、ピラティスは肋骨や肺が広がるように息を吸い、肋骨をゆっくり元に戻す感覚で息を吐き出す胸式呼吸を取り入れています。

ピラティスのエクササイズ、動きは働きかける、作用する部位によってさまざまなエクササイズがあります。なかでもロールアップと呼ばれるエクササイズは仰向けの状態から背骨を１つづつ、積み重ねて起こしていくようなイメージで上半身を起こしていくエクササイズ。背骨が硬くなるのを防いでくれます。カラダはすべてつながっており、どこかの部位が凝り固まっていると連鎖して他の部位に不具合が生じます。すると、痛みやカラダがゆがみ、動きがにぶくなったりするために、整体や整骨院に通ったりする人も少なくないかもしれません。ピラティスではそのようなことも未然に防いでくれる効果が期待できます。身近なところでピラティスを開催している場所があれば、一度体験することをおすすめします。

今回は、カラダを内側から整えてくれる、ビタミンたっぷりサラダをご紹介します。