冷えとりのおはなし

秋から冬にかけて、人の体は冷えを感じてきます。もちろん、人によっては、通年で冷えを感じる人もいるかもしれません。特に足を冷えると内臓にも影響を及ぼし、しいては体全体にも影響します。寒い時期に冷たい飲み物を摂取すると体の内側から冷えてしまいます。体が冷えることによって、冬の時期は血管の収縮により脳梗塞や心臓疾患など危険な疾患にもつながりかねません。データでも冬の時期は先にあげた疾患が多く見受けられるといわれています。

体の冷えを防ぐために何をすればよいか。数年前に流行した冷えとりのスタイルが靴下の重ね履きでした。コットンとシルクの靴下を交互に重ね履きするというもの。一枚目の靴下で毒素を吸収し、2枚目の靴下で足をあたため保温効果を高めていくというもの。私の周りでは、なんと10枚重ねて履いているという人がいました。私も冬は重ね履きをしますが、さすがに10枚の重ね履きまではしませんが。秋から冬はコットンの靴下を2枚重ね履き、またはタイツにコットンの靴下を重ね履きをし、レッグウォーマーやアームウォーマーで関節を温めます。風邪は足元から入ると中医学ではいわれますが、足元に注意を払うことは肝心です。さらに冷たい飲み物をできるだけ避けて、水なら常温、理想はお白湯を一口づつ、ゆっくり飲んで味わっていくことをおすすめします。さらに生姜をプラスしたり、シナモンを加えたり、体をあたためる作用の食材をプラスしたりします。これから寒さが厳しくなっていきますので、どうぞ皆さま、あたたかな飲み物、長く火にかけた陽性となる料理、あたたかな食べ物を摂取して体を冷やさないよう体に気遣いをしながら、日々元気にお過ごしください。

今回は、秋から冬の時期、かぼちゃがより美味しい時期となるので、かぼちゃを使った、お汁粉のレシピをご紹介します。