心も体も満たされるスープ

季節がかわり、春から初夏へと移行していく5月。5月は、入社したてのフレッシャーズの人たちにとって、緊張と学びの連続、初めての経験とで、ストレスも増幅し、気分が落ち込んだり、ナーバスになったりする5月病に見舞われたりします。心のバランスをくずしがちであり、また気圧の変動、気候の変化、気温の変化に体の機能もうまく働かなくなったりと、体調もくずしてしまいます。心と体はいずれも元気でないと、うまく日常に対応していかなくなります。食欲も減退気味になったりもします。そんなときは、無理をしてたくさん食事をとることはないと思います。栄養をとり、またメンタルにも働きかけてくれるスープをとることをおすすめします。スープは、とても優秀なメニューだと思います。具材次第では、メインディッシュにもなり、サイドディッシュにもなります。軽食として、また小腹が空いたときにお腹を満たす食として利用できます。

私がマクロビオティックを学びはじめたとき、「甘い野菜のスープ」をメニューのひとつとして学びました。野菜たちを水と少しの塩で煮込み、野菜のエキスがとけだした汁だけをこして飲むものです。残りの野菜は捨てていました。このスープの効用は余分な脂肪分に働きかけ、排出するという考えのスープでした。しかし、私は、残りの野菜たちがもったいないといつも考えていました。栄養がしっかりとれて、体に吸収されるスープ、そんな甘い野菜のスープを今回ご紹介します。野菜は、シンプルに、とうもろこし、人参、たまねぎ。とうもろこしは、穀物ですが、野菜たちと一緒に煮込んで甘さを引き出していきます。