山崎 洋子
やまさき ようこ
我が子のための本選びがこうじて、スタッフに。長年、子どもの本を読むお母さんの会で活動。ピアノとダンスと5月が好き。
母の着物を着たいと思い着付けを習い始めた。年に数回だけど着物でのお出かけはうきうきと心が弾む。着物と帯、帯揚げに帯締めなどの取り合わせや、季節や出かける場所によっても様々で、あれこれ悩むのもまた楽しい。そして、纏うたびに、“布”という感覚が強くなっていく。糸で織られた一枚の布には、どれだけの魂と手数が織り込まれているかと思うと愛おしくてたまらない。布が好き…。 染めたり、織ったり、絞ったり…計算し尽されて、そこに文様が生まれてくる。青海波(せいがいは)、甲(きっこう)、麻の葉、(あさのは)など、日本の伝統文様はシンプルで美しい。そんな、日本特有の美に想いを馳せる絵本にひとめぼれ〜♪
『おやすみ、ミユキ』
「ぎんいろのおかに きんいろのあめが ふるとき たいようは よるがくるまえの さいごのひかりを はなつ…」 もう寝る時間なのに、ミユキはすることがいっぱいあるのです。トンボの女王様を迎えに行ったり、迷子のカタツムリを探したり、寒がりの猫を温めてあげたり。仕方なく付き合うおじいちゃんもチャーミング。はっとするほど美しい絵に導かれて、やがて眠りの世界へ。フランス生まれの作者とラオス生まれの画家が描く、どこか懐かしく、和風でおしゃれなベッドタイムストーリー。