u:hu通信(ウーフ通信)

 
雨上がり、くんくんいいにおいに誘われて緑の中を散歩すると、草むらから大きなクズのつるが道の方に伸びてきている。すごい生命力!うさぎや山羊たちに、ごはんに採ってあげようかな・・と思いつき、よいしょよいしょとひっぱって持って帰る。動物たちは、それをおいしそうに音をたてて食む。これまたすごい生命力。見ていると元気をもらえる。もう少ししたら稲の花も咲きだすし夏の太陽を浴びて植物たちも益々勢いよく繁ることでしょう。そうそう、近くを流れる川河川敷には沢ぐるみも実をつけています。生き物たちの命の営みに力をもらいながら、この季節ならではの楽しみを見つけて、元気でいなくっちゃ。

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山崎 洋子
やまさき ようこ

我が子のための本選びがこうじて、スタッフに。長年、子どもの本を読むお母さんの会で活動。ピアノとダンスと5月が好き。

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やまちゃんの本棚

 

 “ころころころ…。  まぁるいものは きげんがいい。
 まぁるいものは やわらかい。
 まぁるいものは はじまり。
 そして つながっていく。

 手の中にすっぽりとおさまる丸い木の玉。その心地よさに思わず撫でなでしてしまう。ころころころと自由に転がる様子に心も躍る。時には弾んだり曲がったりと、物語が始まりまた続いていく。静まり返った平穏に様々な波紋を投じる…シンプルでまるで生きているようなまぁるいもの。

 

 

『あめだま』

「あめだま」ベク・ヒナ/作 一人ぼっちのドンドン。仲間に入れてもらえないのでいつもひとりで遊ぶ。ビー玉を買いに行って見つけた飴は、どこかで見た色。ためしに一個口に入れてみると、オレンジ色の飴玉からはソファーの声、ブチ模様の飴からは犬のグスリの声が、次は…。
 飴玉から聞こえてくる心の声に胸がきゅんとなる。お父さんの小言もリアルで、大人を代弁しているようで心にしみる。バイバイと落ち葉が散る場面は、今までの自分にさよならをしているようで印象的なシーン。最後に残った透明な飴からは何も声が聞こえてこないので、ドンドンが自分から言葉をかける展開もいい。
 あなたは、誰の心の声を聞いてみたいですか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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