u:hu通信(ウーフ通信)

 
雨上がり、くんくんいいにおいに誘われて緑の中を散歩すると、草むらから大きなクズのつるが道の方に伸びてきている。すごい生命力!うさぎや山羊たちに、ごはんに採ってあげようかな・・と思いつき、よいしょよいしょとひっぱって持って帰る。動物たちは、それをおいしそうに音をたてて食む。これまたすごい生命力。見ていると元気をもらえる。もう少ししたら稲の花も咲きだすし夏の太陽を浴びて植物たちも益々勢いよく繁ることでしょう。そうそう、近くを流れる川河川敷には沢ぐるみも実をつけています。生き物たちの命の営みに力をもらいながら、この季節ならではの楽しみを見つけて、元気でいなくっちゃ。

profile

曽根 康男
そね やすお

自然観察指導員、ネイチャーゲーム指導員、インタープリター、プロジェクト・ワイルドエデュケーターとして活動中。エコミュージアム、インタープリテーション、民俗学に興味あり。

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いきものめっけ

青葉といえば・・・

 

初夏。青葉の頃。
  青葉といえば僕などはすぐアオバズクという小形のフクロウの仲間が頭に浮かぶのですが、女房殿などは目に青葉・・・からの連想か「高知にカツオ食べに行こ!」などとのたまいまして、いやまったく、人さまざまですねぇ。


  で、今回の話題は鳥でも魚でもなく、虫です。アオバ〇〇と名付けられた昆虫がいるのですが、それは 1・チョウ、2・セミ、3・トンボ さて、どの仲間でしょうか?
・・・・・・・(10秒ほどお考えくださいね)

 

はい、答えは1と2です。チョウの仲間にアオバセセリというのがおり、セミの仲間にアオバハゴロモというのがいます。どちらも翅の色が薄緑色をしており、それが若い葉っぱを思わせることから名づけられたもののようです。

 

アオバセセリは沖縄から本州にかけて生息する小型のチョウで、成虫は初夏から夏にかけて出現します。特に珍しいというほどでもないのですが、活動するのが早朝と夕方(日中は茂みに潜んで休んでます)なので、目撃する機会は少ないかな。アオバハゴロモは体長1センチほどのセミの仲間で、夏から秋にかけて発生します。セミと同じように植物の茎から汁を吸うのですが、好む植物が園芸植物だったりすることもあり、一部では外注扱いされることもあるようです。

 

あと、甲虫類のハネカクシの仲間にアオバアリガタハネカクシというのがいるのですが、こいつをうっかり指でつぶしたりしてその体液が素肌に付着すると真っ赤に腫れ上がってとんでもないことになります。最近は「やけど虫」などと呼ばれて話題になることもありますので、くれぐれもご注意を。

 


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