
曽根 康男
そね やすお
自然観察指導員、ネイチャーゲーム指導員、インタープリター、プロジェクト・ワイルドエデュケーターとして活動中。エコミュージアム、インタープリテーション、民俗学に興味あり。

未(ひつじ)年に
2015年はひつじ年。
持ってるセーターにウールのものとカシミヤのものがあり、どっちもヒツジの毛かと思ってたらカシミヤはヤギの毛。「あれ?そもそもヤギとヒツジってどう違うんだろ・・・?」と思ったので、ちょっと調べてみました。
「毛が縮れてるのがヒツジ」とか「角がくるりと丸まってるのがヒツジ」とか、いろいろあるようですが、じつはどちらも決定的な決め手にはならないらしいです。じつはかなりややこしい。
まず、ヒツジとヤギ、動物分類学上はどちらも「ウシ科ヤギ亜科」。ここまで一緒で、その下でヤギ属とヒツジ属に分かれます。、北米には野生ヒツジとしてはオオツノヒツジ、野生ヤギとしてシロイワヤギというのが生息してて、外観も生態もかなり違うのですが、日本にいるのはどちらとも家畜として品種改良されたものばかりで、品種によってはヤギなのかヒツジなのか外観だけでは判断に苦しむものもいたりします。
でも、習性というか性格がかなり違うようで、よく言われるのは「ヒツジの性格は温厚でまわりに合わせて行動し、悪く言えば優柔不断。逆にヤギは気が強く、まわりに合わせずに一人でもガンガン行く性格で悪く言えば無鉄砲な感じ」だそうです。
鳴き声も違うらしいのですが・・・ 「ヒツジはメェ〜ッ」「ヤギはンメェ〜ッ」