u:hu通信(ウーフ通信)

 
雨上がり、くんくんいいにおいに誘われて緑の中を散歩すると、草むらから大きなクズのつるが道の方に伸びてきている。すごい生命力!うさぎや山羊たちに、ごはんに採ってあげようかな・・と思いつき、よいしょよいしょとひっぱって持って帰る。動物たちは、それをおいしそうに音をたてて食む。これまたすごい生命力。見ていると元気をもらえる。もう少ししたら稲の花も咲きだすし夏の太陽を浴びて植物たちも益々勢いよく繁ることでしょう。そうそう、近くを流れる川河川敷には沢ぐるみも実をつけています。生き物たちの命の営みに力をもらいながら、この季節ならではの楽しみを見つけて、元気でいなくっちゃ。

profile

曽根 康男
そね やすお

自然観察指導員、ネイチャーゲーム指導員、インタープリター、プロジェクト・ワイルドエデュケーターとして活動中。エコミュージアム、インタープリテーション、民俗学に興味あり。

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いきものめっけ

夏の夜遊び

 

梅雨も明け、いよいよ夏本番!
 ここ数年というもの、この時期必ずやってる夜遊びがライトトラップ。白い布を蛍光灯で照らして集まってくる夜行性昆虫を採集したり観察したりする、あれです。先日も近所の雑木林でやってみました。


 曇り空で無風で蒸し暑いという絶好のコンディション。機材をセットし、明かりをつけて、暗くなるのを待ちます。日が沈み、だんだん暗くなるにつれ、まずやってくるのはウンカやハネカクシといった体長数ミリに満たない小さな虫たち。それからしだいに小形の蛾やカメムシなどがやってきて、とっぷり暗くなってからようやくカナブンやカミキリムシなどの甲虫類が飛来するようになります。

 

大物がやってくるのは早くても9時を過ぎたくらいから。この日は甲虫類ではミヤマクワガタとクロカミキリ、蛾類ではヤママユガやオオトモエ、オスグロトモエ(両種とも翅に巴模様があります)などが来てくれました。さらに10時頃にはオオミズアオも飛んできたりして、しっかり楽しませてもらいました。

 

このライトトラップ、わざわざ野外に出かけなくても、専用の機材が無くても、ベランダの物干し竿に白いシーツをひっかけてライトで照らすだけでも楽しめます。集まる昆虫の種類は仕掛けた場所の環境によってさまざまですが、詳しく調べてみるとけっこう珍しいものもいたりしますよ。


 ただし、明かりをつけるのは遅くても12時までにしておいてくださいね。うっかり一晩中点けたままにしておこうものなら、次の朝、力尽きた虫たちのなきがらがシーツの下にどっさり・・・てなことになりかねませんから。

 

 

 

 


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