u:hu通信(ウーフ通信)

 
雨上がり、くんくんいいにおいに誘われて緑の中を散歩すると、草むらから大きなクズのつるが道の方に伸びてきている。すごい生命力!うさぎや山羊たちに、ごはんに採ってあげようかな・・と思いつき、よいしょよいしょとひっぱって持って帰る。動物たちは、それをおいしそうに音をたてて食む。これまたすごい生命力。見ていると元気をもらえる。もう少ししたら稲の花も咲きだすし夏の太陽を浴びて植物たちも益々勢いよく繁ることでしょう。そうそう、近くを流れる川河川敷には沢ぐるみも実をつけています。生き物たちの命の営みに力をもらいながら、この季節ならではの楽しみを見つけて、元気でいなくっちゃ。

profile

曽根 康男
そね やすお

自然観察指導員、ネイチャーゲーム指導員、インタープリター、プロジェクト・ワイルドエデュケーターとして活動中。エコミュージアム、インタープリテーション、民俗学に興味あり。

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いきものめっけ

ため池のハンター

 

先日、久しぶりに近所のため池でバードウォッチング。

 

冬も本番となり、池の水面にはたくさんの水鳥が浮かんでいます。池によって違いはあるのですが、今日の場所で一番多いのはマガモで、他にヒドリガモ、オナガガモ、コガモなど、おなじみさんがそろっています。

 

しばらく観察していると、上空にタカの仲間のミサゴが現れました。これがオオタカやハヤブサなんかだとカモたちは大パニックになるのですが、ミサゴの主食は魚で、それを知ってるカモたちは別に気にするふうでもなくのんびり水面に浮かんだままです。

 

しばらく池の上空を旋回しながら時々ホバリング(停空飛翔・羽ばたきながら空中の一点に停止すること)をしていたミサゴですが、何度目かのホバリングの後、水面めがけて頭から急降下。着水寸前に顔より前に脚を延ばし、鋭い鉤爪の付いた指を広げてそのままのスピードで池に飛び込みます。

 

ばっしゃーん! 盛大に飛び散る水しぶきがおさまるよりも早く浮上して舞い上がったミサゴの脚にはかなりの大きさのフナが捕まえられていました。

 

日本では絶滅危惧種に指定されているミサゴですが、ため池の多い香川では繁殖が確認されています。この日見ることができた豪快なハンティングの場面が、これからも見られますように。

 

 

 

 


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