
山崎 洋子
やまさき ようこ
我が子のための本選びがこうじて、スタッフに。長年、子どもの本を読むお母さんの会で活動。ピアノとダンスと5月が好き。

“かえるのうたが きこえてくるよ クヮクヮクヮクヮ”スイスの教育者が日本へ伝えた原曲を日本語に翻訳したと言われる「かえるの合唱」。輪唱など、誰もが馴染み深い歌ですね。
夜の散歩で水を張った水田の近くを通ると、ゲロゲロゲロ〜、グァッグァーガア〜♪賑やかなかえるの歌を聞きながら、季節の到来にしみじみしていたのに、近づいたとたんに、合唱が一斉にピタリと止まります。もしやと思って、次の日は、足音を潜めて近づくと…ピタリ。司令塔なる地獄耳のかえるが見張っていて、侵入者を感知したら皆に合図を送っているのだろうか?!それとも…!なんて、静寂の夜の不思議なのでした。
『がまばあさん』
お喋りの邪魔をしたり、洗濯物を濡らしたりと意地悪が大好きながまばあさん!ばあさんが近づくと子どもたちは逃げだし大人はそっぽを向いた。ところが、大雨の翌日、大切な水晶玉が流されてしまい、しょんぼりとぼとぼなおばあちゃん。心配したこがえるは…。 こがえると一緒に見た夜空には満天の星。見上げればそこにはいつも星があったのです。がまばあさんの心も光ります。魔法使いの先生も手を焼いた、がまばあさんの意地悪をなおした魔法の言葉とは♪(英文併記)