気持ちがイライラしたり、落ち着かない、不安なとき、疲れているとき、悲しいとき、さまざまな感情のときに甘いものを欲することがあります。特に急に刺激ホルモン物質である、アドレナリンが増幅したときなど、より甘いものをとることでアドレナリンをしずめることができたりします。やみくもに甘いものをとることが重要なのではなく、その甘味料が何を使っているかがポイントです。

一般的な甘味料は、精製されているグラニュー糖や、上白糖、三温糖など白砂糖と呼ばれるものは中身のない栄養と言われます。実際、栄養成分をみてみると、ほぼ１００パーセントが糖質である、炭水化物となります。もちろん、カロリーも高いことはいうまでもありません。砂糖の種類は、いろいろあり、上白糖、グラニュー糖、三温糖、角砂糖、氷砂糖、粉糖、黒糖、きび糖、甜菜糖、羅漢果、洗双糖、和三盆などあります。分子構造上、上白糖やグラニュー糖などは単純構造から単糖類、甜菜糖や黒糖、メープルシロップなどは二糖類、構造が複雑な米飴や玄米水飴、アルコールを含有しない甘酒は多糖類に分類されます。要約すると、構造が単純であれば、分解速度がはやく、体への吸収もはやく、血糖値の上昇が急激であり、血糖値を下げるために、膵臓からホルモン物質のインシュリンを分泌します。単糖類は、血糖値の急激な上昇と下降を繰り返すため、感情の起伏にも影響を与えていきます。一方、多糖類でいうと、構造が複雑なことから消化の際に、分解に時間がかかり、血糖値の上昇と下降がゆるやかなため、精神面に与える影響は穏やかに作用します。外食が多い場合は、砂糖の種類を消費者が選べる機会、シーンはほどんど少ない状況です。もちろん、自然レストラン、オーガニックを推奨するカフェレストランでは、それに準ずるスイーツを扱っている店も見受けられます。しかしながら、置かれているロケーションが遠かったりすると、なかなか行く機会は少ないかもしれません。

そこで今回は、家庭でも簡単にできて体も心も喜ぶ簡単スイーツのレシピをご紹介します。時間がない方でも、フライパンがあれば、さっとできる一品です。