『チルチンびと』88号 ― 特集・人の集まる家にしたかった ― 子育て、家カフェ、手仕事仲間、大人の茶会 ― 誌面には、いろいろな言葉が、賑やかに集まった。
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皆、地元愛が深いんです。好きな場所に住むことって大切ですよね。家も暮らしも、自分のことも好きになれる。(家族ぐるみで子育てを楽しみたい)
人が溜まる場所を大切に考える。そしてそこに人が集まる時間というのは、生活の中のクライマックスに。生活は、そうした小さなクライマックスの連続だから。(見守り合える「お互いさま」の三世代暮らし・独楽蔵)
卓袱台など丸テーブルは実際の大きさ以上に人数の増減に柔軟に対応します。(建築家に聞いた “ 人が集まる家づくり ” のABC)
直径3メートル以内が団らん、会話、討論をするグループの最大距離です。(科学で解き明かす 集まりやすい空間とインテリア・西出和彦)
心を開き、心で語ろう。そこからきっと心は伝わっていく。孫の孫の孫、七代先へ。(祖父と孫のフォークロア・近藤夏織子)
近代において供給される住宅は “ 家族を収容する箱 ”とも言えます。(近くに住んで支え合う「近居」で生まれる家族とまちの新しい関係・大月敏雄)
人とおしゃべりしながらだと、ただ縫っているだけでも合いの手が入って嬉しいのよね。(ちくちく仲間のじょんのびな一日・池晶子)
火や灯りも、そのまわりに人を自然と集わせる、居場所の “ 重心 ” のようなものです。(集いの中心は、火と灯りと食・松澤穣)
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『チルチンびと』88号は、このほか …… 東京・上野桜木 路地のリビング / 集まって過ごす時間を考える(文・吉津晶子)/ 子育て仲間と家カフェでつながりたい / 人が集まる小さなウッドデッキ / 大人数でかこむ、キッチンの工夫 / 和の集い ざっくばらんな七事式(文・古川三盛)/ 未来へ伝え継ぐ大地の知恵(文・近藤夏織子)/ 林業の最先端を往く 和歌山・山長商店 / 工務店がデザインする上質な木の空間 …… ほか、充実の 216 ページ。定価[917円+税]。6月11日発売です。