暑いですね。窓を開けて、風をいれましょうか。さて、『日本の美邸』4号の特集は「窓」。
特集の中で「論・窓」を、益子義弘さんが、書いている。その一節。〈話を身近なことに向けさせていただこう。〉と前置きして〈我が家の居間に少し大きな窓を開けている。〉と、つづくのである。

〈 …… 特に言うほどの窓ではない。でもその窓の枠取りは、戸外で見る以上にあざやかに季節や時間の移りを映す。木の葉の色づきや透ける光の細部までその枠取りが浮き立たせてぼくらの日々を潤し、妻ともよく何気ない日々の話題にする。映る景色に目を向けながら、窓の持つ力に思いを巡らす。…… 〉

そう。窓の持つ力に、思いを！

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このほか、あざやかな 美邸事例が9題。益子義弘 益子アトリエ / 横内敏人建築設計事務所 / オークヴィレッジ木造建築研究所 / 高島 勲 積水ハウス / 泉幸甫建築研究所 / 堀部安嗣建築設計事務所 / 手嶋保建築事務所 / 彦根アンドレア 彦根建築設計事務所 / 小町和義 番匠設計

「麦の家」の夏 / 作庭家・古川三盛の世界 庭と水 / 八百年の和歌の家 冷泉家の四季 冷泉貴実子 / 描写 スペイン・パティオ / 日本の美味を訪ねる 熱海「COEDA HOUSE」隈研吾 建築都市設計事務所 / 今、注目のアーティスト ニコル・ボッテ / 現代デザインのパイオニア 松葉孝夫 / 日本の美邸セレクション 窓・カーテン

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チルチンびと 別冊 『日本の美邸』4号は、6月3日発売。定価［本体 1,800円＋税］。お楽しみに。