『チルチンびと』104 夏号は、特集三本立て。「コンパクトな家」「住空間リノベーション」 そして、「丈夫な青森ヒバのオープンデッキ」。さらに、夏のプレゼント企画として「11人の作家のブローチ図鑑」があります。
では、「住空間リノベーション」のなかから、『間合いと間尺 - 福島県裏磐梯の小ロッジの改修』についての 建築家・益子義弘さんの文章を、ご紹介します。
〈…… ふだんの新作の取り組みでは、それが立地する土地や環境のありようを読み、そこに過ごす人たちの希望を受け止めて、場所や空間のありようを紡ぐ。一方改修は、いうまでもなく既存の建屋の観察から利用可能な部分や整理の個所を仕分けして、その骨格をあらためて読み解きながら新たな場所への再生を図る。自分の中の一貫した構成的な判断でなく、すでにあるものの枠取りの中に居場所のありようを刻みだしていく作業である。……〉
新作もリノベーションも、住宅事例をふんだんに、充実の夏号をぜひごらんください。
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『チルチンびと』104 夏号は、7月10日発売。コロナウイルスの影響で発売が一カ月遅れとなりましたが、内容充実の168ページです。