『日本の美邸』7号の発売です。
今回の特集は「水と庭」。特集の巻頭ページ「小流れのある庭」で、作庭家の古川三盛さんは、こう書き出します。
〈庭と水の関わりは深い。滝や池泉といった景観を思い起こすまでもなく、庭はすべてが水景と言ってもよく、枯山水が、その終極を語っている。現実の水は枯れていても、そこには水がある。音もなく滝は落ち、川は流れ、波は寄せて来る。日本庭園から水を消すことはできない。
水景の一つ、「小流れ」を私はよくつくる。それは私が好きだとしか言いようがないが、庭で水と親しもうと思えば、「小流れ」に如くものはあるまい。…… 〉
そして、小流れの味わいをたっぷり楽しませてくれます。詳しくは、誌面でごらんください。
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『日本の美邸』7号は、12月17日発売。風土社刊。定価(本体1800円+税)