秋、ですね。『チルチンびと』105 秋号の発売です。今号の特集は「緑と暮らす」と「ウイルスと暮らし」の二本立て。
特集「ウイルスと暮らし」に並ぶのは、漆喰の抗ウイルス力 / 抗ウイルス建材カタログ / 論・ウイルスと、ともに生きる(中村弥和)。その中村さんの論文から、少し引用。
〈…… 家の中には味噌樽があり、その家々に伝わるぬか床があり、旬のものを漬物にするという発酵文化を持つ日本人は、本来、菌ととても仲のよい人種、その味噌やぬか漬けを台所で扱うだけでも、私たちの体に有効な菌が部屋中に広がり、カビ菌や腐敗を起こす悪玉菌の活動を抑えてくれます。…… 珪藻土などもまた、微生物の化石の集合体であり、そこには生きている菌も住み着きやすいと言われています。その菌のおかげで家の中の空気が綺麗ならば、肌表面の常在菌によい作用を及ぼし、肌が潤うことにも繋がります。……〉
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このほか「特集・緑と暮らす」、「ベニシアと正」その後の暮らしと僕たちの庭 文 写真・梶山 正 / 論・緑の健康効果を取り入れた「新しい生活様式」文・岩崎寛 / Green Hospital Project 関屋病院の屋上庭園 文・珠数美穂 / ビオトープのある住まい- 静かな流れがつくった新しい時間 / 緑あふれる都市住宅 / 竹林の借景を慈しむ / 三本のヒマラヤ杉は、街に残った………ほか、たくさんの緑が楽しめます。
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『チルチンびと』秋 105号は、9月11日発売。お楽しみに。