『チルチンびと』86号 特集「火から始まる冬支度」に見かけた、こんなに、暖かいフレーズ。
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伝承野菜に、生の火 …… 一見特別なようでいて、どれも昔から身近にあったのだ。(火と野菜のフォークロア 山形・伝承野菜農家 “森の家 ”から)
レーモンド好みの暖炉が何かはさておき、建築家の心得として、建主の示すあらゆる要求に応ずるように暖炉のヴァリエーションを用意していたのかもしれない。(“美しい村”の小さな暖炉 原設計・A・レーモンド 文・花里俊廣)
温度だけでなく、音も暖かさの要件の一つではないかと思っています。炎が立って吸い上げられていくときの音、かるく爆ぜる音 …… (焼き芋医者の薪ストーブ 文・高口憲章)
薪ストーブってすごいですよ、煙にむせることなく炎を味わえるんですから。(毎日が山暮らし・千葉県谷邸)
火があるとお客さんも喜んでくれるんです。こんな町中で生火が見られるなんて、と。(火のあるカフェで・カフェパーラー江古田)
暖炉は暖を採る、というよりは贅沢な遊びの道具ですね。炎を眺めることはもちろん、火をつけること自体が愉しいんです。(暖炉のある時間・東京都H邸)
最近のIH炊飯器は、…… 美味しいご飯を炊いてくれる。しかし、そこに火はなく、畏敬や感謝の念もわいてこない。火の働きが見えること、それが肌で感じられることが重要なのである。(かまどの神様がいる家 文・吉田好弘)
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このほか、 〔保存版〕薪ストーブ・ペレットストーブ徹底ガイド ①街中の薪ストーブ・実践編 監修 松原正明 ②最新!薪ストーブの暖房力を科学する 監修 前真之 ③ペレットストーブの基礎知識 / 世界に一つだけの薪ストーブをつくろう / 薪ストーブカタログ 2015~2016 / 薪ストーブ取り扱い店リスト / 広告特集・薪ストーブのある工務店の家 / 広告企画・ログハウスで叶える暮らしの夢 / 建築社会関係資本論 第2回 ー 震災から10年、山古志の復興住宅に集結した人びとの絆 / リポート・チルチンびとマーケット in 新潟、福井 / 特別企画・工務店がデザインする上質な木の空間 など、充実の 272ページ。定価〔本体917円+税〕12月11日発売です。お楽しみに