この“広場”でおなじみのショップも、登場しています。
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福岡生活道具店(福岡市中央区)。 多くの人を惹きつけるのは、独特の品揃えと、それにまつわるストーリーあってこそ。「たとえば、人気商品の桐のブックスタンドは、古賀市の増田桐箱店のもの。同社は、国内の桐箱のシェアの6割を占める老舗」とは、経営者の一人、海津祐樹さんの話。ほかにも人気は「ヱビス味噌」のディップやドレッシングなど。「お店を始めて、毎日使う道具こそ、地元産のいいものを使いたいと思っている人の多いことがわかりました」という。
g i ギィー(福岡市中央区)。 店主の幸田修治さん、久留米絣について「面白い生地だなあと思っていましたが、詳しくは知らなかったんです。その後、結婚した妻の実家が、久留米絣の問屋だったことから、少しずつ歴史や技法について知るようになりました」。そして、靴メーカーとのものづくりへと進む。筑後地方で盛んだったゴム産業の技術を生かしてつくられた、スニーカー “SHOES LIKE POTTERY”(焼き物のような靴)が、大ヒットした。
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もちろん、住まいについての記事も、満載。
馬場勝文陶工房・故郷の自然の中で器と向き合う陶芸家の住まい / 福岡の風土が育んだ、光と陰の美 ― 建築家・手嶋保 / 四世代の家族をつなぐ火の食卓 ― 設計・独楽蔵 / 福岡で建てる本物の木の家(工務店事例7選) ― 安成工務店、エコワークス、[未来工房]、古民家蘇生工房、長崎材木店 / 福岡の酒と自然・二宮麻里 / 麺、博多に興る ・奥山忠政 / 保存版・暮らしと家づくりお役立ち事典 など、充実の136ページ。定価(本体917円+税)。4月13日発売です。