埼玉県川越市の雑貨店「tenori」の仲世古由香さんから、1通のメールが編集部に届いた。
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今回は偶然にも『チルチンびと広場』に掲載されている作家さんやお店がたくさんの企画展です。 「西の街からこんにちは —イロトリドリノ、オクリモノ」(5月12日~5月31日)。数年前、私は大阪の中津という街に住んでいました。そこは、大阪で一番大きな街・梅田から歩いてすぐのところにあるのですが、過去の戦火から免れた土地で、今でも古い建物が残ってどこか懐かしい感じの街でした。そして、住んでいる方々も、みなさん暖かい感じがする、そんな街でした。そのとある場所に、昔、縫製工場だった建物に手を加えてつくられた「JAM」さんというカフェ&雑貨店がありました。(現在お休み中)そして、当時はそこで行われていた <かわばたてびねりそうげい教室>(「チルチンびと広場」に掲載)で、今回の企画にご協力くださる方々と出逢 い、多くの刺激をいただきました。いつか自分の店を持ちたい — そう思ったのも、そこで過ごした日々があったからこそでした。そして今、本当に自分の店を、川越で持つことができたことに、自分自身驚きつつも、ありがたいと思う毎日です。今回は、そんなステキな出逢いの方たちにご協力いただいた、私の原点ともいえる展示になりそうです。
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「広場」のスタッフが、店にうかがったのは、企画展も終わりに近いある日。川越は雨だった。「もう、ほとんど売れてしまいましたよ」と仲世古さんはうれしそうだった。西の街から川越へ。 あたたかい仲間たちに、乾杯 !
<企画展に参加したみなさん>
ateliers massa / izumi / Weekend flowershop LAND SCAPE / JAM / 平田沙織
Flower Hearts Мiya / 菓子とゆうじゅ / CAFE MILLET / ひぽたまの食卓/ Fit