『チルチンびと』秋号は、〈特集・小さな畑のある家〉。表紙をごらんになって、どういうシーンか、おわかりですか? 答えは、今号「麦の家 - 日本人が大切にしてきた暮らし」にあります。その記事のなかで、麦の家・主人 山崎隆さんは書いています。
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当地は小さな谷間にあるので耕地は狭い中、多品種の野菜をつくるので連作障害が出ないよう作付けには工夫がいります。広い場をとる南瓜は、畑の土手際に毎年しっかり堆肥を入れ、土手下の通路の上に稲架(はさ)の材料を利用した棚を十メートル位の長さでつくり、その上に蔓を這わせます。南瓜が大きく実ると通路の上の棚から、いくつもの立派な実がぶら下がり何とも愉快です。今では夏の風物詩、南瓜のトンネル。
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そうです。正解は「南瓜のトンネル」。「比叡山麓・麦の家の12カ月」、写真たっぷり、お楽しみいただけます。
-このほか、豊作の 『チルチンびと』89号のおもな内容-
畑での自然体験が確かな育ちにつながる(文・小澤紀美子)/ ささやかな畑で実り多き日々を(設計・横内敏人)/ 小さな平屋で農ある暮らし(設計・加藤武志)/ 花と野菜を愉しむ喜びの庭(設計・岩川卓也)/ 我が子に伝えたい、実りの時間(設計・八島正年+八島夕子)/ 楽しむ庭をデザインする作庭家リスト・全国版 / 移住・田舎暮らしを楽しくする工務店の家 - 地方で「暮らす・働く・生きる」を考える(西村佳哲)/ 工務店が建てる庭のある住まい / 手仕事×最新技術で木の家をつくる - 建築家・泉 幸甫の世界 …… など、充実の254ページ。定価[本体917円+税]。9月10日発売です。