灯をいるゝ岐阜提灯や夕楽し 虚子。
夏。『チルチンびと・別冊49 愛知・岐阜の豊かな暮らし』の発売です。誌面から、女性ふたりの、豊かな暮らしをご紹介しましょう。
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そのひとり。〈岐阜・美濃からの手紙 - これがしあわせでなきゃ 何がしあわせなんだと わたしだって叫びたい - 脱力して生きてます」という服部みれいさん。雑誌『マーマーマガジン』を発行する服部さんは、東京から岐阜・美濃に発信の場を移した。〈さて、岐阜の美濃に引っ越して、約1年経つが、あいかわらずカルチャーショックが続いている。「日本のことを何も知らなかった」と思った。自分はどこか東京の常識を日本の常識だと思っていた。とんでもない。…… 〉
もうひとり。〈瀬戸の山里に暮らす〉は、陶器の町・瀬戸で、窯元だった民家を改修し暮らしている千葉麻衣子さん。その家でカフェを営みながら、地元産有機野菜を中心に、豆と雑穀を取り入れた料理教室やケイタリング。「毎日、畑を見たり、家の手入れをしたり、暇な時間はほとんどないです。でも、これが生活するということ」。千葉さんは理想郷で今日も、暮らしを紡いでいる。
…… このほか、充実の 160 ページ の主な内容 ……
小井田廉和さんの設計思想 - 緑・光・風・炎・団欒 - 家は生活の楽しい器 / 愛知・岐阜のものづくり ・手ぬぐい、グラス、磁器、陶器など / 三河みりん それは、甘いお米のリキュール ㈱角谷文治郎商店 / みりんレシピ・廣瀬ちえ / 地元の工務店がつくる、心地よい木の家 7題 /〈愛知・岐阜の土の文化〉土のある風景・小林澄夫 / 土壁の「蓄熱力」と「調湿力」監修・金田正夫 / 多治見市モザイクタイルミュージアム 設計・藤森照信 / ishoken 多治見市陶磁器意匠研究所 / 地域を変える チルチンびとマーケット・エコ建築考房、亀津建築 / 地域に根ざした人と店 / 薪ストーブのある暮らし
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定価〔本体 917円 + 税〕。7月29日発売です。