『チルチンびと』98号は、〈特集・薪ストーブのある家〉。
巻頭のエッセイも、「火遊びの連鎖・村松友視」から始まります。こんなふうに……。
“火”という言葉をきいたとき、私の中で反射的に浮かぶシーンがいくつかある。まず、嫌煙のムードがこれだけ広まることによってまったく消えた “ タバコの火の貸し借り” というシーンだ。…… 何を基準に “ 火を借りる” 相手を選ぶかはきわめてあいまいだが、借りる相手がだれでもよいのでないのはたしかで、このあたりに庶民の心情と場面のつくる微妙な好き嫌いのモノサシがあらわれたりしていて、“ 火 ”という言葉のかもし出す人の面白さという気もするのだ。……
さて、特集は、〈薪ストーブのある家〉。
本多信章 / 独楽藏 / 横内敏人 / 古南 将 / 松本直子 / 加藤武志、といった建築家によるステキに暖かい家々を、ごらんいただけます。
そして、
幸せの薪ストーブ家族十景 / 保存版・薪棚づくり完全図解 / 図解・リフォームで薪ストーブ
薪ストーブとゼロエネルギー住宅 / 自然素材と共生するゼロエネルギーハウス / 電気代のストレスゼロで楽しむ薪ストーブライフ / 新旧の素材と技術を生かした、自然とともにある暮らし / その他、工務店のぬくもりたっぷりの事例
最新 薪ストーブカタログ 2019 / 安全快適な薪ストーブのための煙突選び
新連載・ハレの日をしつらう 作・文=道念邦子
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“ 一家暖欒 ” の『チルチンびと』98号は、12月11日発売。定価 〔本体917円+税〕。お楽しみに。
※一部電子書籍でご覧いただけます。