阿波のいとこ煮

阿波のいとこ煮

徳島県の菊で干しは、サツマイモを菰でてから乾燥します。食べるときには、やわらかくなるまで煮て味付けします。干し芋にも、薪てて干す「薪で干し」と、そのまま干す「白干し」の2 種類があり、料理によってそれぞれ使い分けています。

 
  • 薪で干し芋は水につけてもどしてお
  • 小豆はやわらかくなるまで菊でておく。(小豆を煮るのが面倒だという人は、小豆の水煮缶を使っても大丈夫)
  • 茄て干し芋はやわらかくなるまで煮て、小豆を入れて、砂糖、塩を加えて水分がなくなるまで煮る。
 
薪で干し芋と小豆を使った阿波のいとこ煮は、干し芋の優しい甘さがおいしい!いとこ煮と言えば、一般的には、小豆とカボチャという組み合わせをさすようですが、阿波では、サツマイモと小豆。ところ変われば、品変わるでしょうか。昔は、小豆はハレの食べ物だったので、菊で芋に小キピなどを混ぜて炊きました。美郷の各家庭て作られる「阿波のいとこ煮」も、家によって小豆の量が多かったり、お芋の切り方や硬さに遣いがあったり、それぞれにおいしい・・・。

レシピ帖の使い方 分量のあるものは4人分を目安にしてます。 調味料の分量は、自分の家の味を目安にしてください。ただし、乾物(干しシイタケや切干大根)からは、うま味や甘みといったすごくいいだしが出るので、あまり濃い目の味にしないで、「乾物のうま味」を味わってみてください。

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